2026年9月5日、堀口恭司が自分のYouTubeチャンネルで、超RIZIN.5(9月10日・京セラドーム大阪)の勝敗予想を公開しました。16分33秒の動画で、公開から1日で25万回以上見られています。

超RIZIN.5は全8試合です。そのうちキックボクシングの第1試合をのぞいた、MMAの7試合を予想しています。

いちばんの見どころはメインイベント。堀口が勝つと見たのは、19戦19勝で、ベルトを取ってからの4試合をすべて1ラウンドで終わらせている王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフではなく、挑戦者のAJ・マッキーのほうでした。しかも決着は判定だと見ています。

堀口恭司が選んだ7人(一覧)

下の表はすべて堀口恭司の予想です。決まった事実ではありません。

試合 カード 堀口が勝つと見た選手 堀口が挙げた決着の形
第2試合 RENA vs クジュティナ クジュティナ 2ラウンド・腕ひしぎ十字固め
第3試合 ケラモフ vs 高木凌 ケラモフ 3ラウンド・判定
第4試合 斎藤裕 vs YA-MAN YA-MAN 言っていません
第5試合 サトシ・ソウザ vs 野村駿太 野村駿太 ワンツーの「ツー」でKO
第6試合 ダウトベック vs 平本蓮 平本蓮 言っていません
第7試合 朝倉未来 vs 青木真也 朝倉未来 言っていません
第8試合 シェイドゥラエフ vs AJ・マッキー AJ・マッキー 3ラウンド・判定

第1試合のベイノア vs 宇佐美秀メイソンはキックボクシングなので、この動画では取り上げていません。

メインで堀口が挙げた理由は「まだ誰も彼を下にしたことがない」

いちばん時間をかけて話したのが、メインのシェイドゥラエフ vs AJ・マッキーです。堀口の見方はこうでした。

「シェイドゥラエフは寝技の選手ではなく、倒してから上でパウンドを落とす選手だ」。上を取ってのパンチが強い。ここまでは誰でも知っています。

そこから堀口はこう続けました。「では、下になったらどうなるのか。まだ誰も彼を下にしたことがない」。19戦19勝の中に、その答えがないのです。

そして「AJならできると思う。ひっくり返せると思う」。マッキーなら下からスイープできる、という読みです。

ほかに挙げた理由は3つです。

  • ペースの奪い合いがうまい。シェイドゥラエフはこれまで自分の圧で前に出て終わらせてきたが、今回は今までに経験したことのない取り合いになる
  • 身長とリーチ。マッキーは178cm・リーチ約187cm。堀口はシェイドゥラエフを「自分と同じで体が詰まっているタイプ」と言っていて、腕の長さの差が効いてくると見ています
  • 「長くて、寝技もうまくて、打撃もうまい」選手はやりづらい

結論はマッキーの判定勝ち。「倒しきれないんじゃないか」というのが理由です。ただし堀口は「一発当たれば終わってしまうかもしれない」とも言い添えていました。

数字で並べると、この予想の意味がはっきりします。

シェイドゥラエフ AJ・マッキー
戦績 19戦19勝0敗 27戦25勝2敗
決着 KO・TKO 7/一本 12/判定 0 直近3戦は3連勝で、3つとも判定
王座を獲ってからの4戦 すべて1ラウンド(下に一覧) すべて3ラウンドの判定

シェイドゥラエフが王者になってからの4試合は、こうなっています。

  • 2025年5月4日 クレベル・コイケに1R 1分2秒 KO(王座獲得)
  • 2025年9月28日 ビクター・コレスニックに1R 33秒 TKO(初防衛)
  • 2025年12月31日 朝倉未来1R 2分54秒 TKO(2度目の防衛)
  • 2026年4月12日 久保優太1R 4分13秒 TKO(3度目の防衛)

4試合を合計しても8分42秒です。1ラウンド5分なので、2ラウンドぶんも戦っていない計算になります。

1ラウンドで終わらせてきた王者に、判定まで持ち込んで勝ってきた挑戦者。堀口は「判定になる」ほうに票を入れた、ということになります。

同じジムの選手が2人 本人も「チーム忖度」と笑った

堀口の所属はアメリカ・フロリダ州のアメリカン・トップチーム(ATT)です。この日のカードには、同じジムの選手が2人出ます。

  • ナターシャ・クジュティナ(RENAの相手)
  • 野村駿太(サトシ・ソウザの相手)

堀口は2人とも勝つと予想し、自分でも「チーム忖度みたいになっちゃう」と笑っていました。ただ、中身は身びいきだけではありません。

クジュティナは「2ラウンド、腕ひしぎ十字固め」

これはクジュティナが前の試合で実際に見せた決まり手とまったく同じです。2026年4月12日、浜崎朱加を1ラウンド4分54秒の腕ひしぎ十字固めで仕留めています。クジュティナはリオデジャネイロ五輪・柔道52kg級の銅メダリストで、堀口も「もともと柔道だから、組んで投げるのが強い」と話していました。

いっぽうでRENAの打撃は高く評価しています。「女子では珍しい、意識を切るようなパンチがある」。組まれる前に当てられたら分からない、という前提つきの予想でした。

野村駿太は「ワンツーのツーで倒れる」

こちらは堀口のほうから「忖度じゃない」と先に否定しています。使ったのは「空手入りの逆突き」という言い方でした。逆突きは空手の用語で、ボクシングでいうストレートのことです。

野村の通称のひとつは「駿速のKARATEヘラクレス」。堀口自身も伝統派空手(松濤館流・黒帯二段)の出身なので、同じ入り方が見えているのだと思われます。

ただし野村の10勝のうちKO・TKOは4つで、残る6つは判定です。堀口は少ないほうの決着を選んだことになります。

サトシ・ソウザについては「いつも通り、パンチを当てて組んで、テイクダウンして、バックから極める」という形を挙げました。そのうえで、野村は普通のMMA選手より距離が遠いので、サトシの入り方が雑になるか、逆に慎重になるかのどちらかだと見ています。

野村は直前までATTで調整して帰国しており、堀口はアドバイスもしたそうです。中身は「全部言えない」とのことでした。

残り3試合と、その理由

ケラモフ vs 高木凌 → 3ラウンド判定でケラモフ

「やり合いの試合にはならないと思う」というのが出発点でした。ケラモフは考える前に組みに行くタイプで、極めに行く形は多くない。だから振りほどく高木のほうが力を使わされる、という読みです。

高木については「打撃の選手で、右ストレートがいちばんうまいのかな」と、映像と戦績から見た印象を話していました。

斎藤裕 vs YA-MAN → YA-MAN

根拠に挙げたのが、2025年7月27日にYA-MANが金原正徳を3ラウンドTKOで倒した試合です。「ちゃんとした寝技の対応ができている」。そこに打たれ強さと手数が加わる、という見方でした。

堀口がYA-MANを重ねたのは、UFCライト級王者のジャスティン・ゲイジーです。自分から寝技を仕掛けることはできなくても、防ぐことはできる。それも立派なMMAファイターだ、と話していました。

斎藤が勝つ道も示しています。「打撃とタックルをうまく混ぜること」。斎藤は2024年7月以来、2年ぶりの試合になります。

ダウトベック vs 平本蓮 → 平本蓮

「ダウトベックのパンチが入っても、平本選手は平気でいると思う」。打たれ強さと、パンチの回転の速さを理由に挙げました。

この試合の話の途中で、堀口はダウトベックの前の相手を「久保優太」と言い、動画には「※萩原選手でした」というテロップが出ます。

ダウトベックの直近2試合はこうです。2025年12月31日に久保優太と戦って偶発的なアイポークでノーコンテスト(無効試合)、そのあと2026年7月18日に萩原京平を1ラウンド4分8秒でTKO。1試合ぶん、ずれていたということになります。

ちなみにその久保優太は、2026年4月12日にシェイドゥラエフのベルトにも挑んで、1ラウンド4分13秒で敗れています。

朝倉未来 vs 青木真也 → 朝倉未来

「早いうちに未来くんが打撃で組み立てられれば、なんなく勝つと思う」。青木は自分の形にはめないと力が出せない選手なので、組めなかったら終わり、という見方でした。

青木の強みは、タックルや組んだ状態からのテイクダウンと、そこからしつこく極めに行くところ。朝倉の強みは、長い距離からでも勢いよく出せる打撃と、テンカオやハイキックだと挙げています。

さらに、青木がしょっぱなから飛ばしすぎると後半にバテるのではないか、とも話していました。カードが決まったときの感想は「青木さん、RIZINに来られたんだ」だったそうです。

堀口恭司はいま何をしているのか

動画の最後で、堀口は「練習は順調です」と答えています。

話題に出たのが、同じATTのアレッシャンドリ・パントージャです。パントージャは9月20日(日本時間)のUFC 331で、UFC世界フライ級王者ジョシュア・ヴァンと再戦します。その相手とよく組んでいる、という話でした。堀口は「そんなに多くないけどね。たまにやるぐらい」と返しています。

堀口自身の次の試合は、まだ発表されていません。直近は2026年6月20日、マネル・ケイプに3ラウンドTKOで敗れた試合です。

もとの動画

タイトルは「【超RIZIN5】堀口恭司に展開&勝敗予想をしてもらいました!!!」。チャンネルは「堀口恭司 Kyoji Horiguchi」(登録者35.7万人)で、2026年9月5日の公開、16分33秒です。

YouTubeでこの動画を見る

この記事は、動画の中身を格闘録が要約して、戦績などの数字を別の資料で確かめたうえでまとめたものです。予想はあくまで堀口恭司ひとりの見方です。

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この記事で使った出典

  • YouTube「堀口恭司 Kyoji Horiguchi」チャンネル/2026年9月5日公開の動画(予想の中身・発言・再生回数・チャンネル登録者数)
  • RIZIN公式サイト「超RIZIN.5 浪速の超復活祭り」対戦カードのページ(試合順・ルール・契約体重)
  • 日本語版・英語版Wikipedia/Sherdog(各選手の戦績と決まり手。2つ以上を突き合わせて確認しました)
  • UFC公式サイト(UFC 331 の日程とカード)

戦績・日程は2026年9月6日時点の公開情報にもとづきます。動画の発言は、意味が変わらない範囲で短くしてまとめています。誤りを見つけられた場合はご指摘ください。

超RIZIN.5|全8試合の勝敗予想まとめ(格闘家が誰にどう入れたか)


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