✅ 結果が出ました(9月2日 22時 追記)

石井武志が1回1分05秒KO勝ちでWBA世界ミニマム級王者に。65秒での決着は、世界戦での日本男子最速記録です(2018年10月の井上尚弥の70秒を更新)。
吉良大弥は7回38秒TKO勝ちでWBA世界ライトフライ級王者に。プロ5戦目での戴冠は、田中恒成と並ぶ日本男子最短タイです。
下の表は全6試合とも埋まりました。第1試合の嶋田淳也は2回KO勝ちです(タイムのみ未発表)。

2026年9月2日(水)、横浜BUNTAIで行われる『NTTドコモ presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ』の結果を、試合が終わるたびに上から埋めていきます。

メインの吉良大弥も、セミの石井武志も、これが初めての世界タイトルマッチです。

開場15:00/開演16:00。配信はLeminoプレミアムの独占生配信(月額1,540円・税込)で、テレビの地上波放送はありません。見逃し配信は9月2日15:00〜9月16日23:59です。

全試合の結果

※試合順はLemino公式の掲載順です。各試合の開始時刻は発表されていません。決まり手・ラウンド・タイムが確定したら書き入れます。

階級・タイトル 対戦 結果
1 フェザー級 8回戦 嶋田淳也 vs サタポーン・サアット 嶋田が2回KO勝ち
3月の日本王座挑戦(判定負け)からの再起戦。タイムは未発表
2 フェザー級 8回戦 大橋蓮 vs 北本慶伍 2回28秒 負傷引き分け
偶然のバッティングで大橋が眉間をカット
3 日本ミニマム級タイトルマッチ 10回戦 森且貴(王者) vs 杉浦義 引き分け(96-94、95-95×2)
森が2度目の防衛に成功。2試合連続のドロー防衛
4 61.0kg契約 8回戦 藤木勇我 vs ジュフェル・サリナ見どころ 藤木が5回1分24秒 TKO勝ち
右ストレート。プロ2戦目も2連続KO
5(セミ) WBA世界ミニマム級王座決定戦 12回戦 石井武志 vs ウィルフレド・メンデス 石井が1回1分05秒 KO勝ち
左ボディ→右フック。新王者/世界戦の日本男子最速65秒
6(メイン) WBA世界ライトフライ級王座決定戦 12回戦 吉良大弥 vs カルロス・カニサレス 吉良が7回38秒 TKO勝ち
3回と7回にダウン。決め手は左フック。新王者/プロ5戦目は日本男子最短タイ

🔴 もともと第5試合に組まれていたOPBF東洋太平洋フェザー級王座決定戦(中嶋一輝 vs 大湾硫斗)は延期になりました。大橋ボクシングジムの大橋秀行会長が2026年8月1日に発表したもので、理由は中嶋が練習中に足首を痛めたためです。新しい日程は、2026年9月1日の時点でまだ出ていません。対戦カードの一覧を載せているサイトの中には、いまも7試合のまま掲載しているところがあります。

この夜に生まれた2つの記録

石井武志=65秒。世界戦の日本男子最速KO

ゴングと同時に前に出た石井が、左ボディから右フック。メンデスはうずくまったまま立てず、10カウント。1回1分05秒=65秒でした。

これは世界戦での日本男子最速KOです。これまでの記録は2018年10月7日、井上尚弥がファン・カルロス・パヤノを1回70秒で倒したもの。5秒だけ更新されました。石井は日本人17人目のミニマム級世界王者で、大橋ボクシングジムからは6人目の男子世界王者になります。

石井は試合後、トレーナーの八重樫東からの指示をこう明かしています。「12Rのフルマラソンをやる。1Rからスタミナを考えずに行け」。その1Rで終わりました。

吉良大弥=プロ5戦目。日本男子最短タイの世界王座

吉良はジャブで主導権を握り、3回にショートフックでダウンを奪取。中盤にカニサレスが乱打戦を仕掛けてくると、ボディワークでかわしながら上下に返しました。そして7回38秒、飛び込むような左フック一閃。カニサレスは仰向けに倒れ、立ち上がったものの大きくよろめき、レフェリーがストップしました。

プロ5戦目での世界王座は、田中恒成と並ぶ日本男子最短タイ記録です。吉良は7回の直前、同じ志成ジムの井岡一翔から助言を受けたことに感謝を述べています。

試合前に当サイトが書いていたこと

当サイトは試合の前に、相手2人だけを掘った記事を出していました。結果と照らすと、こうなります。

試合前に書いたこと 結果
カニサレスの唯一のKO負けは、733日あけたブランク明けの1戦だった。今夜は397日ぶり 2度目のKO・TKO負けも、1年以上あけた試合で起きた
吉良に勝機があるとすれば、12回に近づく前の時間帯 7回で決着。12回には行かなかった
メンデスは日本の3戦とも、終了ゴングを聞かずに終わっている 4戦目も1回65秒で終了。日本での通算は0勝3敗1分に
メンデスがKO・TKOで倒されたのは、世界で日本の2回だけ 3回に増え、3回とも日本のリング

くわしくはそれぞれの記事をどうぞ。
【深掘り】カルロス・カニサレス|吉良大弥の相手
【深掘り】ウィルフレド・メンデス|石井武志の相手

世界戦に出る4人の戦績

選手 戦績 ランキング これまで
吉良大弥(23歳・志成) 4戦4勝3KO・無敗 WBAライトフライ級1位 世界初挑戦。プロで最も長く戦ったのは8回で、12回戦は初めて
カルロス・カニサレス(33歳・ベネズエラ) 32戦28勝20KO3敗1分 WBAライトフライ級2位 元WBA王者。2025年8月にWBC王座も獲得
石井武志(26歳・大橋) 12戦11勝8KO1敗 WBAミニマム級2位 世界初挑戦。元キックボクサー
ウィルフレド・メンデス(29歳・プエルトリコ) 25戦20勝6KO3敗2分 WBAミニマム級3位 元WBO王者。日本のリングは4度目で、過去3戦は2敗1分

前日計量(9月1日)

9月1日(火)に行われ、世界戦に出る4人はいずれも一発でクリアしました。数字はこうです。

選手 階級のリミット 計量 リミットとの差
吉良大弥 ライトフライ級 108lb(48.98kg) 48.9kg 表示上ぴったり
カルロス・カニサレス 48.3kg 約0.6kg軽い
石井武志 ミニマム級 105lb(47.62kg) 47.5kg 約0.1kg軽い
ウィルフレド・メンデス 47.3kg 約0.3kg軽い

第4試合の61.0kg契約8回戦は、藤木勇我が60.9kg、ジュフェル・サリナが60.2kgでした。

この計量から分かること

  • 日本人2人はリミットのすぐ下、相手2人は少し余らせて乗りました。吉良は表示上リミットいっぱいの48.9kg、石井はリミットの約100g下。対してカニサレスは約0.6kg、メンデスは約0.3kgを残しています
  • 吉良は水抜きの量を自分で「4.5kg」と明かしました(デイリースポーツ)。計量値の48.9kgに足すと、前日の作業に入る前はおよそ53.4kg。落とした量は体重のおよそ8%にあたります。そのぶんを24時間かけて戻し、初めての12回戦に臨みます
  • 吉良は最初から下着を脱いで台に乗り、クリアするとすぐドリンクを口にしています。この日いちばん手強い相手が体重だったことが、そのまま出た計量でした
  • 石井は各紙が「バキバキの体」と書く仕上がりで一発パス。1年かけてフィジカルを強化してきたと話しています

4人とも一発でクリアしたので、体重超過にともなう王座の扱いの変更(勝ってもベルトが渡らない、など)は起きません。2本のベルトは、どちらも予定どおり9月2日の勝者のものになります。

この日決まるベルト

  • WBA世界ライトフライ級レギュラー王座空位。吉良 vs カニサレスの勝者が獲得します
  • WBA世界ミニマム級レギュラー王座空位。石井 vs メンデスの勝者が獲得します
  • 日本ミニマム級王座=王者・森且貴の2度目の防衛戦です

「レギュラー王座」というのは、WBAが1つの階級に置くことがある2本目のベルトのことです。ミニマム級には上にスーパー王者オスカー・コラーゾがいるので、石井が勝ってもこの階級のWBA王者は2人になります。

WBAのベルトはなぜ1階級に何本もあるのか(スーパー・レギュラー・暫定・休養の違い)
ボクシング世界王者一覧(全17階級)

🔴 この日、松本流星が置いていった2本のベルトが同じリングに出てきます

石井が取りに行くWBA世界ミニマム級レギュラー王座を、直前まで持っていたのは松本流星(28歳・帝拳ジム)です。2025年9月14日に高田勇仁を破って獲り、2026年3月15日に高田との再戦で初防衛。そして2026年6月1日付で返上しました。9月27日にWBO世界ミニマム級の暫定王座決定戦へ回るためです。

9月2日の試合 ベルト 松本流星とのつながり
第3試合
森且貴 vs 杉浦義
日本ミニマム級王座 森は2024年9月25日に松本に7回59秒TKO負けして王座を逃しました。その松本が王座を返上したあとの決定戦を2025年10月に勝ち、4度目の挑戦でようやく日本王者になっています
第5試合(セミ)
石井武志 vs メンデス
WBA世界ミニマム級レギュラー王座 松本が2026年6月1日に返上したベルトそのものです

守る森も、獲りに行く石井も、そろって大橋ボクシングジムの所属です。そのWBAのベルトが最後に懸けられたのも、同じ横浜BUNTAI(2026年3月15日の松本 vs 高田)でした。松本本人は25日後の9月27日に、別のベルトを取りに行きます。

試合前に押さえておきたい4つ

  1. 吉良大弥が勝てば、5戦目での世界王座獲得。田中恒成と並ぶ日本男子最速タイです。ただしプロで最も長く戦ったのは8ラウンドで、12回戦は9月2日が初めてです
  2. カニサレスは「リングで負けないままベルトを失った男」です。2025年8月1日に地元カラカスでWBC世界ライトフライ級王座を獲りましたが、12月4日にバンコクで組まれた初防衛戦に、ベネズエラをめぐる政治情勢の影響で渡航できず欠場(アメリカがベネズエラ上空の閉鎖を命じたためと伝えられています)。WBCは11月下旬に彼を休養王者に回しました
  3. 2つとも「王座決定戦」ですが、空いた理由はまるで逆です。ミニマム級は王者だった松本流星が自分から返上したから。ライトフライ級は唯一の王者レネ・サンティアゴがケガで休養王者に外されたからです
  4. メンデスにとって日本のリングは4度目。過去3戦は2敗1分で、まだ一度も勝っていません。谷口将隆に11回TKO負け、重岡優大に7回KO負け、アルアル・アンダレスと4回負傷引き分けです

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このページは大会当日に随時更新します。情報は2026年9月1日時点。

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