『超RIZIN.5』(2026年9月10日・京セラドーム大阪)の第1試合、“ブラックパンサー”ベイノア vs 宇佐美秀メイソン。この大会でただ1つのキックボクシングの試合です(OFG=オープンフィンガーグローブ着用)。

そして、この試合には他の7試合と決定的に違う点があります。外から予想を語った格闘家が、当サイトの調べた範囲で1人もいませんでした。予想を出しているのは、戦う2人だけです。この記事では、その理由まで書きます。

まず、どんな試合なのか

日時 2026年9月10日(木)14:00開場/16:00開始
会場 京セラドーム大阪
試合順 第1試合(オープニング)
ルール キックボクシング(OFG=オープンフィンガーグローブ着用) 3分3R/71.0kg
経緯 武尊の推薦で宇佐美秀メイソンが出場。相手はその場の舌戦から決まった

予想の一覧表|語っているのは当事者だけ

No. 予想した格闘家 どんな人 選んだのは 決着の予想 言っていること 出どころ
1 宇佐美秀メイソン(本人) 当事者。現RISEウェルター級王者 自分 1ラウンドでKO 「絶対に1Rでどっちかが倒れることになる。倒れるのはベイノア選手」「決着は1Rでつく」 カード発表の場
2 ベイノア(本人) 当事者。元RISEウェルター級王者 自分 「RIZINなんでMMAでやりたい」「RIZINと武尊さんの思惑通り」 カード発表の場

当事者以外にこの試合を予想した格闘家は、当サイトの調べた範囲では見つかりませんでした。

なぜ、この試合だけ誰も予想しないのか

理由は2つあると考えられます。

理由① いちばん有名な予想が、この試合だけ対象外だった

この大会でいちばん広く読まれている予想は、堀口恭司が自分のYouTubeで出した予想です。ところが堀口が予想したのは「MMAの7試合」この第1試合だけがキックボクシングなので、最初から外れていました。

理由② MMAの人はキックを、キックの人はMMAを語りにくい

RIZINを見ている格闘家の多くはMMAの選手です。ルールが違う試合について、名前を出して予想するのは慎重になります。逆にキックボクシングの選手は、RIZINの大会を1試合だけ切り取って予想する機会が多くありません。

結果として、大会でいちばん最初に行われる試合が、いちばん語られていないという状態になっています。

両者の戦績

項目 “ブラックパンサー”ベイノア 宇佐美秀メイソン
生年月日 1995年8月20日(31歳) 2001年5月20日(25歳)
国籍・出身 アメリカ・カリフォルニア州オークランド 日本・大阪府大阪市
所属 極真会館→アメリカン・キックボクシング・アカデミー LDH martial arts→Battle-Box→team VASILEUS
身長 178cm 182cm
キックボクシング 23戦18勝5敗(9KO) 11戦9勝0敗2分=まだ負けていない(5KO)
MMA 10戦6勝4敗(3KO) 1戦0勝1敗
実績 第2代 RISEウェルター級王者 現 RISEウェルター級王者
直近の試合 2026年6月6日 芳賀ビラル海に2ラウンドで勝利 2022年4月24日(MMA)判定負け

数字を並べると、この試合の見どころがはっきりします。

2人は、同じRISEウェルター級のベルトを巻いた王者どうしです。ベイノアが第2代、宇佐美が現王者。宇佐美はキックで11戦して、まだ一度も負けていません。

いっぽうベイノアは、キックだけでなくMMAでも10試合を戦っています。ここで効いてくるのがOFGです。

OFG(オープンフィンガーグローブ)とは何か

指の先が出ている、うすいグローブのことです。MMAで使うものと同じ形です。ふつうのキックボクシング用グローブと比べると、次の3つが変わります。

No. 変わること どういう意味か
1 当たりが強くなる クッションが薄いので、同じパンチでも倒れやすくなる
2 ガードに穴があく グローブが小さいぶん、顔を守る面積が減る。今までのガードだと隙間から入る
3 手が開く 握りこまないので、つかむ・押さえるといった動きが混ざりやすい

つまりOFGは「キックボクシングだけをやってきた人ほど、勝手が違う」ルールです。ベイノアはMMAで10試合を戦っていて、この形のグローブに慣れています。宇佐美がキックで11戦無敗でも、そのまま同じようには戦えない――ここがこの試合の隠れた分かれ目です。

この記事の見立て

当サイトが見どころに挙げるのは、「宇佐美が言った通り、1ラウンドで決まるかどうか」です。

宇佐美は「絶対に1Rでどっちかが倒れる」と言い切りました。これは自分にかけた縛りでもあります。宇佐美のキック11戦のうち2つは引き分け。倒しきれずに時間が過ぎると、無敗の記録に傷がつく形になります。

そして相手は、グローブの薄いOFGでの戦いに慣れているベイノア1ラウンド終了のゴングが鳴った瞬間、宇佐美の宣言が外れたことになります。そこからの2ラウンド以降が、この試合の本当の勝負です。

この記事を書くうえでの注意点

  • この記事に載せたのは、2026年9月7日までに公開されていた予想です。直前に変わる可能性があります。
  • 戦績は当サイトの選手ページの数字にそろえています(ベイノアは2026年9月3日時点、宇佐美は2026年8月25日時点の公開情報にもとづきます)。
  • 🔴 「外から予想した格闘家がいない」というのは、あくまで当サイトが調べた範囲での話です。見落としの可能性があります。見つけしだい表に追加します。
  • 予想ブログ・note・ファン投票は、この記事の表には入れていません(格闘家の予想だけをまとめる記事のため)。

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