2026年9月10日(木)、京セラドーム大阪『ANGEL CHAMPAGNE presents 超RIZIN.5 浪速の超復活祭り』。その前日にあたる9月9日(水)に公開計量がおこなわれ、出場する16人全員が契約体重をクリアしました。試合の中止はゼロ。予定どおり全8試合が組まれています。

ただ「全員クリア」だけで終わらせてしまうと、もったいない数字が残っています。計量では体重といっしょに身長とリーチ(両手を広げた指先から指先までの長さ)も発表されました。この記事では、その数字を8試合ぶん並べ直しています。

並べてみると、試合前に「どちらが有利か」を語るときの材料が、はっきり形になって見えてきます。数字だけなら誰にでも確かめられます。今夜の8試合を見る前の5分で、目のつけどころが変わるはずです。

前日計量の結果一覧

まず、9月9日におこなわれた公開計量そのものの情報からです。会場や時間、そして発表された数字を、試合順にすべて並べます。数字はRIZIN公式サイトが発表した計量結果一覧をもとにしています。第1試合だけがキックボクシング、残る7試合はMMAです。

計量がおこなわれた日時と場所

日時 2026年9月9日(水)15時15分〜
場所 大阪市内(RIZIN公式発表)
形式 公開計量。YouTubeでライブ配信
結果 16人全員が契約体重をクリア
大会 超RIZIN.5 浪速の超復活祭り/9月10日(木)京セラドーム大阪

全8試合の体重・身長・リーチ

試合順に並べた一覧です。番号は当サイトで付けた管理番号です。「リーチ差」は、長いほうの選手にプラスを付けて書いています。

No. 試合 選手 体重 身長 リーチ リーチ差
1 第1試合
キック71.0kg
ブラックパンサー・ベイノア 70.95kg 178cm 183.5cm 宇佐美 +0.5cm
2 宇佐美秀メイソン 70.90kg 182cm 184cm
3 第2試合
MMA 49.0kg
RENA 48.85kg 160cm 156cm クジュティナ +5.0cm
4 ナターシャ・クジュティナ 48.75kg 160cm 161cm
5 第3試合
MMA 66.0kg
ヴガール・ケラモフ 65.80kg 175cm 179cm 同じ
6 高木凌 65.95kg 178cm 179cm
7 第4試合
MMA 66.0kg
斎藤裕 65.90kg 173cm 171cm 同じ
8 YA-MAN 66.00kg 173cm 171cm
9 第5試合
MMA 71.0kg
ホベルト・サトシ・ソウザ 70.80kg 180cm 185cm ソウザ +7.5cm
10 野村駿太 70.95kg 173cm 177.5cm
11 第6試合
MMA 66.0kg
カルシャガ・ダウトベック 65.85kg 170cm 170cm 平本 +9.0cm
12 平本蓮 65.95kg 174cm 179cm
13 第7試合
MMA 71.0kg
朝倉未来 71.00kg 177cm 178cm 青木 +5.0cm
14 青木真也 70.65kg 180cm 183cm
15 第8試合
MMA 66.0kg
ダブルタイトル
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ 66.00kg 170cm 174cm マッキー +15.0cm
16 AJ・マッキー 65.95kg 178cm 189cm

16人全員が契約体重をクリア

計量に失敗した選手はいませんでした。計量オーバーが出ると、その試合だけ条件が変わったり、最悪は中止になったりします。そうした差しかえがひとつも起きていない、というのが今回いちばん先に押さえておきたい事実でしょう。

計量後のフェイスオフでは、メインのシェイドゥラエフとマッキーが目線を外さずに睨み合い、スタッフが間に入る場面もありました。反対に、セミの朝倉未来と青木真也は一度も目を合わせていません。同じ「にらみ合いの時間」でも、見せ方はまったく逆でした。

数字を並べて分かった3つのこと

ここからが、この記事の本題になります。ニュースでは「全員クリア」としか書かれませんが、公式が出した身長とリーチの数字を8試合ぶん引き算すると、今夜の勝負どころが3つ浮かび上がってきます。どれも足し算引き算だけで確かめられるものばかりです。順番に見ていきましょう。

メインイベントのリーチ差15cm

いちばん大きい数字がここです。王者シェイドゥラエフのリーチが174cm、挑戦者マッキーが189cm。その差は15.0cmで、これは8試合のなかで最大でした。身長も170cmと178cmで8cm離れています。

つまりベルトを持っているほうが、体格では小さい側という組み合わせになります。マッキーの189cmは16人のなかでいちばん長く、しかも自分の身長より11cmも長いという数字です。この「身長よりリーチが長い幅」も、16人のなかで最大でした。

この試合を予想した格闘家のうち、堀口恭司は挑戦者マッキーを選び、その理由のひとつに身長差を挙げていました。予想が出たのは計量の前ですが、公式の数字は、その見立てと同じ方向を向いています。詳しくはシェイドゥラエフvsマッキーの予想記事にまとめました。

身長もリーチも同じ第4試合

反対に、差がまったくないカードもあります。第4試合の斎藤裕とYA-MANです。身長173cm、リーチ171cm。ふたりの数字が1cmも違いません。8試合を見わたして、身長とリーチの両方が完全に一致したのはこの試合だけでした。

体重も65.90kgと66.00kgで、差は0.10kgしかありません。体格の面では、有利も不利も残っていない試合ということになります。

おまけにこのふたりは、16人のなかでは珍しくリーチが自分の身長より短いタイプでもありました。該当したのは3人だけで、斎藤とYA-MAN(ともに2cm短い)、それにRENA(4cm短い)です。腕の長さで距離を作るより、踏みこんで当てるほうが自然な体型といえるでしょう。

契約体重ぴったりで乗せた3人

体重にも読みどころがあります。16人のうち、契約体重とまったく同じ数字で乗ったのは3人だけでした。朝倉未来の71.00kg、YA-MANの66.00kg、シェイドゥラエフの66.00kgです。

No. 選手 体重 契約体重との差
1 青木真也 70.65kg −0.35kg(16人で最も余裕あり)
2 ナターシャ・クジュティナ 48.75kg −0.25kg
3 ヴガール・ケラモフ/ホベルト・サトシ・ソウザ 65.80kg/70.80kg −0.20kg
4 朝倉未来/YA-MAN/シェイドゥラエフ 71.00kg/66.00kg/66.00kg 0.00kg(ぴったり)

ぴったりに乗せること自体は失敗ではありません。ただし1グラムの余裕もない状態で秤に乗ったということでもあります。この3人は、メインとセミ、そして注目度の高い第4試合の当事者でした。

朝倉未来と青木真也の数字

セミファイナルは、今大会でいちばん語られてきたカードです。ここは体重・身長・リーチの3つとも読みどころがあるので、節を分けて見ておきます。なお当サイトの選手ページで確認できる通算成績は、朝倉未来が26戦19勝6敗1無効試合、青木真也が62戦49勝12敗1無効試合となっています。

体重は朝倉が0.35kg重い

朝倉未来が71.00kg、青木真也が70.65kg。秤の上では朝倉のほうが0.35kg重いという結果でした。71.0kg契約なので、朝倉はリミットちょうどです。

身長もリーチも青木が上

ところが体格の数字は逆を向いています。身長は朝倉177cm・青木180cm、リーチは朝倉178cm・青木183cm。どちらも青木のほうが上でした。

朝倉は今回、これまでより重い契約体重で戦います。「階級を上げてきた」と語られる側なのに、向かい合ったときに大きいのは青木のほう、という数字になっているわけです。

いちばん余裕を持たせたのは青木

そして青木の70.65kgは、16人のなかで契約体重からいちばん離れた数字でした。上の表のとおり、−0.35kgです。減量で削りきるのではなく、余裕を残して当日を迎えた形になります。この試合を格闘家がどう見ているかは、朝倉未来vs青木真也の予想記事にまとめてあります。

当日の見かた

計量が終われば、あとは本番です。ここは毎回まちがえる人が多いところなので、開始時刻と見る方法をあらためて整理しておきます。今日はじめてこの大会を見る人でも、この3つだけ押さえておけば困りません。

試合開始は16時

試合開始は2026年9月10日(木)16時00分、配信は15時00分からです。会場は京セラドーム大阪。チケット発売時の案内には「開演17時」と書かれたものが残っているので、そちらを見て出かけると1時間ずれます。この食い違いは開始時刻の記事で詳しく書きました。

見られるのはABEMA PPVとスカパー

配信はABEMAのペイパービュー(PPV)、テレビではスカパー!の生中継です。ABEMAのプレミアム会員になっているだけでは見られません。この大会はPPVを別に買う必要があります。テレビの大画面で見たい人向けの手順は超RIZIN.5をテレビで見る方法にまとめました。

試合順と予想記事

全8試合の並びと、それぞれの試合の予想は下の記事からたどれます。結果まとめのページは、試合が終わりしだい上から順に埋めていきます。

よくある質問

計量まわりでよく検索されている疑問に、短く答えておきます。

計量に落ちた選手はいますか

いません。16人全員が契約体重をクリアしました。そのため試合の中止や条件変更も起きていません。

計量はいつどこでおこなわれましたか

2026年9月9日(水)15時15分から、大阪市内で公開計量としておこなわれました。YouTubeでのライブ配信もありました。

リーチとは何ですか

両手を左右に広げたときの、指先から指先までの長さです。長いほうが遠い距離からパンチを当てやすく、組み技でも相手をつかまえやすいとされます。ただし当たるかどうかは動き方しだいなので、長ければ勝つというものではありません。

いちばんリーチが長い選手は誰ですか

AJ・マッキーの189cmです。いちばん短いのはRENAの156cmでした。

朝倉未来と青木真也はどちらが大きいですか

体重は朝倉が0.35kg重く、身長とリーチは青木のほうが上です。青木が身長180cm・リーチ183cm、朝倉が177cm・178cmでした。

試合は何時から見られますか

試合開始は16時00分、配信開始は15時00分です。ABEMAのPPVか、スカパー!の生中継で見られます。

まとめ

9月9日の公開計量は、16人全員クリアという、いちばん気持ちのいい結果で終わりました。差しかえも中止もなく、全8試合がそのまま今日おこなわれます。

そのうえで、公式が出した数字を並べ直すと見どころが3つ残ります。メインは体格差が最大(リーチ15cm差)で、しかも小さいほうが王者。第4試合は身長もリーチも完全に同じ。セミは体重こそ朝倉が重いのに、身長とリーチは青木が上。この3つを頭に入れて、16時からの8試合を見てみてください。結果は終わりしだいこちらのページに入れていきます。

選手のプロフィール

この記事に出てくる16人の戦績と経歴は、選手名鑑にまとめています。

選手名鑑(あいうえお順・団体別でさがせます)

あわせて読みたい

この記事の数字の出どころ

  • 体重・身長・リーチ=RIZIN公式サイトが2026年9月9日に発表した計量結果一覧
  • 「16人全員クリア」=RIZIN公式および大会当日の各報道
  • リーチ差・契約体重との差=当サイトが上記の公式数値から計算したもの
  • 開始時刻=ABEMAの大会特設ページ(配信15時/試合開始16時)