【2026年9月28日 追記】この試合は終わりました

メインは井上拓真が那須川天心に判定3-0(114-113、116-111、116-111)で勝ち、WBC世界バンタム級王座の2度目の防衛。那須川は7回にダウンを奪いました。ほかの世界戦は、松本流星がアコスタに判定3-0で勝ってWBO世界ミニマム級暫定王者に。坪井智也はマラジカに判定1-2、西田凌佑はグッドマンに判定0-3で敗れました。4試合とも判定決着です。

▶ 全5試合の結果と3人の採点を見る

2026年9月27日(日)、東京・TOYOTA ARENA TOKYOでPrime Video Boxing 16が行われます。

話題の中心は井上拓真と那須川天心の再戦です。ただ、この日はそれだけではありません。同じ夜に、世界タイトルマッチが4つ組まれています。

しかも4試合とも、日本人選手が世界のベルトに手をかける試合です。ここでは4つすべてを、戦績の裏付けつきで整理します。

※2026年8月28日追記:この記事は当初「世界戦が3つ」として公開しました。8月28日の帝拳ジムの会見で 松本流星 vs ラッセル・アコスタ(WBO世界ミニマム級暫定王座決定戦)が追加され、4つになりました。

30秒でわかる9月27日の興行

30秒でわかる9月27日の興行

まず、押さえておきたいところだけ先に並べます。

いつ 2026年9月27日(日)夕方16:30〜(終了予定21:30ごろ)
どこで 東京・TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)
配信 Prime Videoが独占ライブ配信(Amazonプライム会員は追加料金なし)
地上波 なし
メイン 井上拓真 vs 那須川天心/WBC世界バンタム級12回戦(再戦)
前日計量 9月26日に世界戦4試合の8人全員がパス。井上拓真 53.4kg・那須川天心 53.5kg/坪井智也 52.0kg・マラジカ 51.7kg/西田凌佑 55.3kg・グッドマン 55.2kg/松本流星 47.6kg・アコスタ 47.4kg(ゴング格闘技・デイリースポーツ・中日スポーツ・ボクシングモバイル)
世界戦の数 4試合(王者が守るタイトルマッチ1・空いた王座の決定戦1・暫定王座の決定戦2)
主催 帝拳プロモーション
試合順 全5試合。愛甲隼士 vs 倉持夏輝 → 松本流星 vs アコスタ → 坪井智也 vs マラジカ → 西田凌佑 vs グッドマン → メイン 井上拓真 vs 那須川天心(JBCの試合組合せ)

日本時間は何時から|Prime Videoで独占配信

日本時間は何時から Prime Videoで独占配信

この大会はPrime Videoの独占ライブ配信です。Amazonプライム会員なら、追加料金はかかりません(PPVではありません)。地上波での中継はありません。

時刻の目安

16:00 会場の開場(トヨタアリーナ東京の公式ページ)
16:30 第1試合の開始(JBCの試合組合せ・トヨタアリーナ東京の公式ページ)
17:00 Prime Videoの配信開始(AV Watchの報道。Amazonの発表文には時刻の記載なし)
20:00ごろ メインの2人が入場する時刻の予想(海外メディアの予想で、公式の発表ではありません。試合が始まるのは入場のあとです)
21:30ごろ 終了の目安(試合の展開で前後します)

🔴 会場で試合が始まるのは16:30、Prime Videoの配信が始まるのは17:00です。16:30は第1試合(4回戦)の開始時刻で、日本ボクシングコミッション(JBC)の試合組合せとトヨタアリーナ東京の公式ページに書かれています。配信は第1試合が始まった30分後からなので、第1試合を最初から配信で見られるかどうかは、公式の発表が見つかっていません。世界戦(第2試合〜第5試合)を見たい人は、17:00に合わせれば間に合う見込みです。

メインイベントの井上 vs 那須川が始まる時刻は、前の試合がどれだけ長引くかで前後します。海外メディアは「メインの2人の入場は20時ごろ」と予想していますが、公式の発表ではありません。前の試合がKOで早く終われば早まり、判定までもつれれば遅くなります。格闘技の大会ごとの配信先は、こちらの一覧で確かめられます。

👉 メインの勝敗予想は【予想】井上拓真 vs 那須川天心|前回の「116-112」は僅差じゃないにまとめています。

👉 挑戦者の戦績は那須川天心の戦績|51戦して一度も倒されていないで1戦ずつ並べています。

👉 王者の戦績は井上拓真の戦績|24戦してKO負けが一度もないで1戦ずつ並べています。

この日行われる4つの世界戦

この日行われる4つの世界戦
タイトル 対戦カード
WBC世界バンタム級タイトルマッチ(メインイベント) 井上拓真 vs 那須川天心
WBC世界スーパーフライ級王座決定戦 坪井智也 vs リカルド・マラジカ
IBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦 西田凌佑 vs サム・グッドマン
WBO世界ミニマム級暫定王座決定戦 松本流星 vs ラッセル・アコスタ

※上の表は試合順ではありません。試合順はすぐ下にまとめています。

試合順|全5試合(世界戦4つ+4回戦1つ)

日本ボクシングコミッション(JBC)が出している「試合組合せ」には、次の順番で5試合が並んでいます(2026年9月26日に確認)。世界戦の前に、4回戦が1試合だけ組まれています。

順番 対戦カード 中身
第1試合 愛甲隼士(DANGAN越谷)vs 倉持夏輝(大里KNUCKLE) フェザー級4回戦
第2試合 松本流星(帝拳)vs ラッセル・アコスタ(メキシコ) WBO世界ミニマム級暫定王座決定戦・12回戦
第3試合 坪井智也(帝拳)vs リカルド・マラジカ(南アフリカ) WBC世界スーパーフライ級王座決定戦・12回戦
第4試合(セミ) 西田凌佑(六島)vs サム・グッドマン(オーストラリア) IBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦・12回戦
第5試合(メイン) 井上拓真(大橋)vs 那須川天心(帝拳) WBC世界バンタム級タイトルマッチ・12回戦

※Amazonの発表文には、発表した時点の「試合順は未定」が残っています。9月26日の時点では、JBCの試合組合せに上の順番が出ています。計量や体調の問題などで変わる場合もあるので、当日は中継の案内もあわせてご確認ください。

① 井上拓真 vs 那須川天心(WBC世界バンタム級)

井上拓真 vs 那須川天心 WBC世界バンタム級
王者 井上拓真(30歳・大橋)ー 24戦22勝(5KO)2敗
挑戦者 那須川天心(28歳・帝拳)ー 9戦8勝(3KO)1敗

2人は2025年11月24日に、この同じTOYOTA ARENA TOKYOで対戦しています。当時空位だったWBC世界バンタム級王座の決定戦で、結果は12回判定3ー0で井上拓真の勝利。これが那須川にとってボクシング転向後、唯一の黒星でした。

那須川がそこから戦ったのは1試合だけです。2026年4月11日にファン・フランシスコ・エストラーダを9回TKOで下して指名挑戦権を獲得し、10か月かけて、ふたたび井上拓真の前に戻ってきた形になります。

この試合の詳しい前回対戦の中身は、別の記事にまとめています。

【9月27日】井上拓真 vs 那須川天心|10か月越しの再戦、WBC世界バンタム級タイトルマッチ

② 坪井智也 vs リカルド・マラジカ(WBC世界スーパーフライ級)

坪井智也 vs リカルド・マラジカ WBC世界スーパーフライ級

この試合が、4つのなかでいちばん珍しいかもしれません。

坪井智也はプロ5戦目で、いきなり世界のベルトを取りにいきます。

坪井智也 30歳・帝拳 ー 4戦3勝(2KO)1無効試合
リカルド・マラジカ 28歳・南アフリカ ー 19戦17勝(12KO)2敗

プロ4戦でなぜ世界戦なのか

理由はアマチュア時代の実績です。

  • 2021年11月 世界選手権バンタム級で金メダル(日本人として初)
  • 全日本選手権を2014年から4連覇
  • アマチュア通算 106勝25敗

プロ転向は2025年1月で、翌2月に日本のボクシング史上2人目のA級プロテスト合格。いきなり10回戦を戦える資格でスタートしています。

ここまでのプロ4戦

2025年3月13日 ブーンルエン・ペッチナムチャイに2回TKO勝ち(デビュー戦)
2025年6月8日 バン・タオ・トランに判定3ー0勝ち。WBOアジアパシフィック王座を獲得
2025年11月24日 元WBC世界スーパーフライ級王者のカルロス・クアドラスに8回TKO勝ち
2026年4月11日 ペドロ・ゲバラ戦は2回23秒、偶然のバッティングで無効試合

注目したいのは3戦目です。クアドラスに勝ったこの試合も、2025年11月24日のTOYOTA ARENA TOKYO。つまり井上vs那須川の1戦目と同じ日、同じ会場、同じ興行でした。

あの夜のメインとアンダーカードが、10か月後にそろって同じ場所に戻ってくる、というのがこの興行の隠れた見どころです。

相手のマラジカは19戦17勝のうち12がKO。マイナー団体のIBO王座を持つ選手で、KO率は6割を超えます。坪井が4戦しか経験していないぶん、長いラウンドでどうなるかは読みにくい試合です。

③ 西田凌佑 vs サム・グッドマン(IBF世界スーパーバンタム級・暫定王座決定戦)

西田凌佑 vs サム・グッドマン IBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦
西田凌佑 30歳・六島 ー 12戦11勝(2KO)1敗
サム・グッドマン 27歳・オーストラリア ー 23戦22勝(8KO)1敗

西田凌佑は元IBF世界バンタム級王者です。戦績にある唯一の黒星が、王座を失った試合にあたります。

2025年6月8日、有明コロシアム。WBC王者・中谷潤人とのバンタム級王座統一戦で、西田は右肩を脱臼し、6回終了時に棄権しました。それまで10戦全勝でした。

今回はバンタム級から一階級上げてのスーパーバンタム級。しかも復帰戦がいきなり世界戦です。

相手のグッドマンは23戦22勝と、こちらもほぼ負けていない選手。KOは8つと多くはなく、手数と技術で組み立てるタイプ同士の噛み合いになりそうです。

④ 松本流星 vs ラッセル・アコスタ(WBO世界ミニマム級・暫定王座決定戦)

松本流星 vs ラッセル・アコスタ WBO世界ミニマム級暫定王座決定戦

2026年8月28日に追加発表された、4つ目の世界戦です。

  • 松本流星(28歳・帝拳/元WBA世界ミニマム級王者)ー 8戦8勝(4KO)・無敗・サウスポー
  • ラッセル・アコスタ(27歳・メキシコ/WBO同級2位)ー 17戦17勝(6KO)・無敗

この試合の変わっているところは、勝っても9月27日の時点ではまだ「暫定王者」だという点です。正規王者の オスカー・コラーゾが10月10日(日本時間11日)に2階級上げてフライ級へ挑戦する予定だったため、WBOはその試合のリングにコラーゾが上がった時点で王座を空位にし、松本ーアコスタ戦の勝者を正規王者へ上げると決めていました。ところがコラーゾが調整中に肋骨を痛め、10月10日の試合は中止に。正規王座の扱いは宙に浮いた形です。WBOの立会人(レオン・パノンシーロ アジア太平洋副会長)は9月25日の会見で「現段階で松本―アコスタは暫定王座決定戦として開催される」と説明しています(中日スポーツ 2026年9月25日)。

また、アコスタは17戦すべてをメキシコ国内で戦ってきた選手で、9月27日が初めての国外の試合になります。詳しくは 松本流星 vs アコスタの記事にまとめました。

放送・配信の細かいところ

放送・配信の細かいところ
日程 2026年9月27日(日)
会場 TOYOTA ARENA TOKYO
配信 Prime Video 独占ライブ配信
配信開始 17:00(AV Watchの報道。Amazonの発表文には時刻の記載なし)
料金 Amazonプライム会員は追加料金なし

地上波での中継はありません。見るにはAmazonプライム会員である必要があります。

会場の第1試合は16:30(JBCの試合組合せ)、Prime Videoの配信開始は17:00です。会場の開始と配信の開始は別の時刻です。時刻は当日に変わることもあるので、公式の告知もあわせてご確認ください。

また、メインイベントの井上vs那須川が始まる時刻は、それより前の試合がどれだけ長引くかで前後します。前の試合がKOで早く終われば早まり、判定までもつれれば遅くなります。

よくある質問

よくある質問

この日について検索でよく調べられている点に、短く答えます。時刻と配信の2つが特に多いので、そこを中心にまとめました。

何時から始まりますか

会場の第1試合は16:30(JBCの試合組合せ)、Prime Videoの配信開始は17:00です。メインの井上vs那須川は第5試合で、海外メディアは「2人の入場は20時ごろ」と予想しています(公式の発表ではありません)。前の試合の長さで前後し、終了は21:30ごろが目安です。

どこで見られますか

Prime Videoの独占ライブ配信です。Amazonプライム会員なら追加料金はかかりません。地上波での中継はありません。

井上拓真と那須川天心は前にも戦っていますか

はい。2025年11月24日に一度戦っていて、今回が再戦です。前回は井上が判定3-0(116-112が2人、117-111が1人)で勝っています。

この日は世界戦がいくつありますか

4つです。WBC世界バンタム級(井上vs那須川)、WBC世界スーパーフライ級王座決定戦(坪井vsマラジカ)、IBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦(西田vsグッドマン)、WBO世界ミニマム級暫定王座決定戦(松本vsアコスタ)です。

試合順は決まっていますか

JBCの試合組合せに順番が出ています(2026年9月26日に確認)。第1試合が愛甲隼士 vs 倉持夏輝(フェザー級4回戦)、第2試合が松本流星 vs アコスタ、第3試合が坪井智也 vs マラジカ、第4試合(セミ)が西田凌佑 vs グッドマン、第5試合(メイン)が井上拓真 vs 那須川天心です。

アンダーカード(世界戦以外の試合)はありますか

1試合あります。第1試合のフェザー級4回戦、愛甲隼士(DANGAN越谷)vs 倉持夏輝(大里KNUCKLE)です。

松本流星は勝てば世界王者になりますか

この日勝っても暫定王者です。当初は、正規王者のコラーゾが10月11日(日本時間)のフライ級の試合のリングに上がった時点で、勝者が正規王者に上がる予定でした(ボクシングニュースの報道)。ところがコラーゾの負傷でその試合が中止になり、いつ正規王者になれるかは決まっていません(中日スポーツ 2026年9月25日)。くわしくは松本流星 vs アコスタの記事にまとめています。

まとめ

まとめ
  • 9月27日は世界戦が4つ。井上vs那須川だけの日ではない
  • 松本流星は勝っても当日は暫定王者。正規王者に上がる時期は、コラーゾの負傷で未定になった
  • 坪井智也はプロ5戦目での世界挑戦。アマチュア世界王者という裏付けがある
  • 西田凌佑は右肩の負傷から、階級を上げての再起戦がいきなり世界戦
  • 4試合ともPrime Videoの独占配信。地上波はない

※戦績は2026年8月28日時点、試合順と開始時刻は2026年9月26日時点で公表されている情報です。カードや時刻は変更される場合があります。

※2026年9月26日:松本流星 vs アコスタの説明を訂正しました。「勝者は14日後に正規王者へ上がる」と書いていましたが、コラーゾの負傷で10月10日の試合が中止になり、正規王者に上がる時期は未定です。アコスタの順位も「WBO3位」から最新の報道の「2位」に直しました。

出典

選手のプロフィール

この記事に出てくる選手の戦績・経歴は、選手名鑑にまとめています。

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