日本時間の9月13日(日)朝、アメリカ・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、WBC世界ウェルター級王者ライアン・ガルシアの初防衛戦が行われます。相手はイギリスのコナー・ベン。セミファイナルには、クルーザー級で30戦全勝のジェイ・オペタイアが登場します。

この記事では、全9試合のカード、日本時間で何時から見られるか、計量結果までをまとめます。そのうえで、先に1つだけお伝えしておきたいことがあります。

「世界タイトルマッチ」と書かれた試合が2つ並んでいますが、WBA・WBC・IBF・WBOという4つの団体のベルトで、今回動くのは1本だけです。

【2026年9月13日 追記・訂正】試合の直前にWBAが空位のレギュラー王座をセミファイナルに認可したため、実際に動いたベルトは2本でした。ジェイ・オペタイアがそのWBAレギュラー世界クルーザー級王座を獲得しています。この記事を書いた時点では未発表だったもので、おわびして訂正します。全9試合の結果は【結果】ライアン・ガルシアがベンを2回TKO|全9試合の勝敗にまとめました。

30秒でわかる9月13日の興行

30秒でわかる9月13日の興行

まず、押さえておきたいところだけ先に並べます。

いつ 日本時間 9月13日(日)朝6時〜(現地12日夜)
どこで アメリカ・ラスベガス/T-モバイル・アリーナ
配信 U-NEXTが日本国内で独占ライブ配信(追加料金なし)
メイン ライアン・ガルシア vs コナー・ベン/WBC世界ウェルター級12回戦
セミ ジェイ・オペタイア vs ノエル・ミカエリアン/リング誌&Zuffa世界クルーザー級12回戦
試合数 全9試合(メインカード4試合+プレリム5試合)
主催 Zuffa Boxing(UFCの親会社TKO)+ゴールデンボーイ

日本時間は何時から|U-NEXTで独占配信

日本時間は何時から U-NEXTで独占配信

日本での配信はU-NEXTの独占です。U-NEXTの月額プランに入っていれば、追加料金なしで見られます(PPVではありません)。

時刻の目安

朝6:00 プレリム(前半5試合)開始
朝9:00 メインカード開始(日本語の実況・解説はここから)
正午ごろ メインイベントの入場(現地20時ごろの予定)

日本語の実況・解説は、元WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪と、元WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人が担当します。

見逃し配信は2026年11月11日(火)23:59まで用意されています。朝に起きられなくても、あとから追いかけられます。

※入場時刻はあくまで目安です。前の試合が早く終われば前倒しになります。どの大会がどこで見られるかの一覧はこちら

全9試合の対戦カードと計量結果

全9試合の対戦カードと計量結果

計量は現地9月11日(日本時間12日)に行われ、全員がクリアしました。数字は当日発表された公式の体重です。

メインカード(朝9時〜)

No. 対戦 階級・ラウンド 計量
1 ライアン・ガルシア vs コナー・ベン
WBC世界ウェルター級タイトルマッチ
ウェルター級12回戦 145.5 / 146
2 ジェイ・オペタイア vs ノエル・ミカエリアン
リング誌&Zuffa世界クルーザー級タイトルマッチ
クルーザー級12回戦 199 / 200
3 ダマジオン・ヴァンハウター vs ラファエル・アクペジョリ ヘビー級8回戦 231.5 / 246
4 マーク・マグサヨ vs アンドレス・コルテス ライト級10回戦 134.5 / 135

プレリム(朝6時〜)

No. 対戦 階級・ラウンド 計量
5 ホセ・ラミレス vs アレクシス・ロチャ ウェルター級10回戦 146.5 / 146.5
6 アベル・ゴンサレス vs ラウル・サロモン スーパーミドル級8回戦 167.5 / 167
7 ヴラド・パニン vs ダコタ・リンガー スーパーウェルター級6回戦 151.5 / 150.5
8 オスワルド・モリーナ vs パブロ・ルビオ ライト級6回戦 131.5 / 131
9 ショーン・ガルシア vs アブラハム・モラレス ライト級6回戦 134 / 134

プレリムでは、元WBC世界フェザー級王者のマーク・マグサヨ(フィリピン)と、元WBC・WBO世界スーパーライト級統一王者のホセ・ラミレスという2人の元世界王者が出ます。最終試合のショーン・ガルシアは、メインに出るライアン・ガルシアの弟です。

メインは薬物で止まった2人のWBC世界戦

メインは薬物で止まった2人のWBC世界ウェルター級戦

メインイベントは、正真正銘のWBC世界タイトルマッチです。ベンはWBC世界ウェルター級1位、つまり指名挑戦者。王者が避けられない相手です。

共通点は、2人ともキャリアが一度止まっていること

この2人には、あまり並べて語られない共通点があります。どちらも禁止薬物の検査でキャリアが止まり、どちらもそこから戻ってきたということです。

選手 何があったか 決着
ライアン・ガルシア 2024年4月のヘイニー戦後にオスタリン陽性。勝ちが無効試合に変更され、1年の資格停止と約110万ドルの制裁金 2025年に復帰
コナー・ベン 2022年にクロミフェン陽性。ユーバンクJr.戦が中止になり、イギリスのライセンスを返上 2024年11月に「違反があったとは確信できない」と判断され手続き終了

そして今回、その2人が世界のベルトを賭けて向き合います。しかも会場は、ガルシアがそのベルトを獲ったのと同じT-モバイル・アリーナです。

計量で出た「1,610日」という数字

ベンは146ポンドで一発クリアしました。ここに、この試合を読むうえで大事な数字があります。ベンが147ポンド以下で計量に乗ったのは1,610日ぶり。約4年5か月ぶりです。その間、彼はミドル級の体重まで上げて戦っていました。

一方のガルシアは145.5ポンドと、ベンよりさらに軽く作ってきています。

賭け率はガルシア有利(おおむね1.3倍対3.7倍前後)で、下馬評は王者に傾いています。

セミは世界戦なのにWBC王座が動かない

セミは世界戦なのにWBCのベルトは動かない

ここが、今回いちばんややこしく、いちばん面白いところです。

セミファイナルは「世界クルーザー級タイトルマッチ12回戦」と案内されています。ところが公式に賭かっているのは、リング誌の王座とZuffa Boxingの王座の2本だけ。ミカエリアンが持っているWBCの世界王座は、この試合では動きません。

なぜそうなったのか

順番に見ると、こうなります。

  • 2026年3月19日=IBFがオペタイアから世界王座を剥奪。理由は、彼がZuffaの王座決定戦に出たこと。IBFのベルトはいまも空位です
  • 2026年5月=WBCがミカエリアンに「デビッド・ベナビデスと戦え」と指名試合を命令。応じずオペタイアと戦うなら剥奪する、と通告
  • 2026年9月=ミカエリアン側のプロモーター、ドン・キングが「WBCはこの試合をタイトルマッチとして公認しない」と発表

つまりミカエリアンは、WBCのベルトを失うことを承知のうえで、オペタイアと戦う道を選んだことになります。

クルーザー級の4本は、いまこうなっている

ベルト いま誰が持っているか
WBA・WBO デビッド・ベナビデス(32戦全勝/2026年5月にズルド・ラミレスをKO)
WBC ノエル・ミカエリアン(ただし今回は賭かっていない)
IBF 空位(2026年3月にオペタイアから剥奪)
リング誌・Zuffa ジェイ・オペタイア

30戦全勝で、多くの専門メディアがこの階級の実質1位に置いている選手が、1年前には存在しなかったベルトを守るために戦う。そういう試合です。

よくある質問

よくある質問

この試合について検索でよく調べられている点に、短く答えます。時刻と配信、そしてどのベルトが動くのかの3つが特に多いので、そこを中心にまとめました。

日本時間で何時からですか

9月13日(日)の朝6時からプレリム、朝9時からメインカードです。メインイベントの入場は正午ごろの見込みです。

どこで見られますか

U-NEXTの国内独占ライブ配信です。月額プランに入っていれば追加料金はかかりません。見逃し配信は11月11日23:59まで見られます。

ガルシアとベンは前にも戦っていますか

いいえ、初対戦です。2人はSNSでのやりとりから試合が決まり、2026年7月15日にダナ・ホワイトが正式発表しました。

ベンは体重を落とせたのですか

クリアしました。146ポンドで、リミットより1ポンド軽い数字です。147ポンド以下での計量は約4年5か月ぶりでした。

セミのWBC王座は賭かっているのですか

賭かっていません。公式に動くのはリング誌とZuffaの2本です。WBCはこの試合をタイトルマッチとして公認しないと発表しています。

まとめ

まとめ
  • 日本時間9月13日(日)朝6時開始、メインカードは朝9時。U-NEXTの独占配信
  • メインは正真正銘のWBC世界ウェルター級戦。ベンは指名挑戦者で、王者が避けられない相手
  • 2人とも過去に禁止薬物でキャリアが止まり、そこから戻ってきた
  • セミは「世界戦」だが、WBCのベルトは動かない。動くのはリング誌とZuffaの2本だけ
  • クルーザー級のIBF王座は空位のまま。剥奪されたのが、今回出るオペタイア本人

ベルトの数だけ見ると分かりにくい夜ですが、逆に言えば「誰がいちばん強いか」と「誰がベルトを持っているか」がずれているところを、そのまま見られる夜でもあります。

選手のプロフィール

この記事に出てくる選手の戦績・経歴は、選手名鑑にまとめています。

選手名鑑(あいうえお順・団体別でさがせます)

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※対戦カード・計量結果・時刻は2026年9月12日昼の時点で公表されている情報にもとづきます。