【2026年9月24日 追記】この試合は終わりました

2026年9月23日のメインは、セバスチャン・エルナンデスが亀田京之介に1-2の判定勝ち。採点は96-94で亀田/93-97・92-98でエルナンデスです。第2試合の佐野遥渉は当日計量をクリアして4回1分9秒KO勝ち、セミの丸元大五郎は3回1分4秒TKO勝ちでWBCユース王座を獲りました。

▶ 全4試合の結果と3人の採点を見る

【2026年9月23日 追記】前日計量の結果(試合はこの日に行われました)

2026年9月22日の前日計量で、亀田京之介とセバスチャン・エルナンデスはどちらも一発でクリアしました。メインは予定どおり行われます。

試合順 選手 体重 計量結果
第1試合
72.0kg契約
ジェムエル・ガラベイ
永田雅樹
71.1kg
71.6kg
クリア
クリア
第2試合
バンタム級53.5kg
クリスチャン・レガネ
佐野遥渉
53.0kg
53.6kg
クリア
100gオーバー
第3試合(セミ)
スーパーフェザー級58.9kg
チャーリー・アドゥトーン
丸元大五郎
58.5kg
58.8kg
クリア
クリア
第4試合(メイン)
フェザー級57.1kg
亀田京之介
セバスチャン・エルナンデス
57.0kg
56.7kg
クリア
クリア

🔴 第2試合の佐野遥渉だけが体重をオーバーしました。交通事情で計量に50分遅れて現れ、1回目が53.7kg(200gオーバー)、約2時間後の再計量でも53.6kg(100gオーバー)でした。話し合いの結果、この試合だけ上限を57.8kgに決め直し、23日の当日計量で57.8kgを超えていなければ試合を行うことになりました(バンタム級のリミット53.5kgの8%増にあたります)。

計量後、亀田京之介は「中谷戦を超える。倒す、隙あらば。6、7、8ラウンドぐらいで決まる」と話しています(スポーツ報知)。亀田はWBA世界フェザー級7位、エルナンデスはWBC世界スーパーバンタム級6位です。

2026年9月23日(水・祝)、大阪・住吉区民センター。亀田京之介 vs セバスチャン・エルナンデス――亀田興毅氏が主催する「3150FIGHT 11」のメインイベントです。

相手のエルナンデスは、2025年12月27日に中谷潤人を12ラウンドいっぱい苦しめたメキシカン。そして今回、自分の側から「8回戦を10回戦に延ばしてくれ」と申し入れてきました。

30秒でわかる9月23日

  • ABEMAで全試合無料生中継。16:30〜21:00。放送終了後7日間は見逃し視聴もできる
  • メインの亀田京之介 vs エルナンデスは18時ゴング予定
  • 全4試合だけの興行。メインだけなら17時50分ごろに開けば間に合う
  • 亀田京之介は333日ぶりの試合。世界の暫定王座への挑戦が2度消えた
  • エルナンデスは22戦のうち19試合が途中で終わっている(KO・TKO・棄権)

選手のくわしい経歴は選手名鑑にまとめています。

1.試合順とアンダーカード|メインは4番目、18時ゴング

ABEMAが公表している並びです。

試合順 階級・ラウンド 対戦カード
第1試合 72.0kg契約 4回戦 ジェムエル・ガラベイ vs 永田雅樹
第2試合 バンタム級 8回戦 クリスチャン・レガネ vs 佐野遥渉
第3試合(セミ) WBCユース・スーパーフェザー級タイトルマッチ 8回戦 チャーリー・アドトゥーン vs 丸元大五郎
第4試合(メイン) フェザー級 10回戦 亀田京之介 vs セバスチャン・エルナンデス

メインだけ見たい人は、17時50分ごろにABEMAを開けば間に合う計算です。配信自体は16:30から始まっています。

第2試合の佐野遥渉(23歳)も、この日いちばん立場が変わった選手です。12戦11勝(5KO)1分の無敗。5月24日にキルギスでWBAスーパーフライ級の暫定王者デビッド・ヒメネスに挑むはずが、興行そのものが中止になりました。さらに所属していたLUSHジムが休会となり、試合ができない状態に。亀田ジムに移籍しての再出発が、この8回戦です。

セミの丸元大五郎は5戦5勝5KO。相手のアドトゥーン(フィリピン)も7戦7勝。負けを知らない2人の王座決定戦です。

2.この試合の核|リヤドの一夜が、大阪でつながる

2025年12月27日、サウジアラビアのリヤドで「THE RING V: NIGHT OF THE SAMURAI」が開かれました。

  • メイン:井上尚弥 vs アラン・ピカソ(4団体統一スーパーバンタム級戦)
  • セミ:中谷潤人 vs セバスチャン・エルナンデス(スーパーバンタム級12回戦)

この夜、日本の2大看板が相手にした2人のメキシカン。その両方と戦う日本人が、9月23日に1人だけ生まれます。亀田京之介です。

京之介はピカソと2025年7月19日にラスベガスで対戦し、95-95・93-97・92-98の判定負け。3人のジャッジのうち1人は引き分けをつけました。試合後、彼はこう言っています。

「僕はかませとして呼ばれただけ。まあ、しゃあない」

その言葉から1年2か月。今度は自分の地元・大阪で、自分の家の興行のメインとして、もう1人のメキシカンを迎え撃ちます。

3.エルナンデスは、中谷潤人をあと一歩まで追い詰めた

判定は3-0で中谷の勝ち。ただし中身は際どいものでした。

ジャッジ 採点 ラウンドに直すと
ジャッジ1 115-113(中谷) 中谷7ラウンド vs エルナンデス5ラウンド
ジャッジ2 115-113(中谷) 中谷7ラウンド vs エルナンデス5ラウンド
ジャッジ3 118-110(中谷) 中谷10ラウンド vs エルナンデス2ラウンド

ボクシングの採点は、そのラウンドを取ったほうが10点、取られたほうが9点。つまり115-113は「12ラウンド中、中谷が7、エルナンデスが5」という意味です。2ラウンドしか違いません。

3人目の118-110は差が開きすぎだとして海外メディアから批判が出ました。米メディアには「引き分けだった可能性がある」と書いたところもあり、記者の中には自分の採点を114-114(完全な引き分け)としている人もいます。試合後半、中谷の右目は腫れ上がっていました。

「中谷に負けた選手」という一言では、この相手の説明にならない――というのが当サイトの見方です。

4.いちばん不気味なのは「10回戦にしてくれ」と言ってきたこと

この試合、当初は8回戦で発表されました。それが9月3日、主催者の公式Xで10回戦に変更されたと発表されます。申し入れたのはエルナンデス側です。

京之介はこれを挑発と受け取りました。

「ビビってるやん!」「8やったら負けると思ってる」「何ラウンドでもええよ! もうどっちが勝つか決まってる」

ただ、数字で見るとこの申し入れは不気味です。エルナンデスは通算22戦のうち19試合が途中で終わっている選手で、判定まで行ったのは生涯3回だけ。10ラウンド以上を最後まで戦った経験も2試合しかありません。

これは「スタミナがない」という話ではありません。倒して終わらせてきたから、長い試合そのものが少ないというだけです。ただ、そういう選手がわざわざ2ラウンド増やしてくれと言ってきた。「8回では足りないかもしれない」と考えていると読むのが自然です。

一方の京之介は、10回戦を3試合経験して2試合は最後まで戦い抜いています(ピカソ戦・カシメロ戦)。長い距離の経験だけなら、少なくとも互角です。

5.試合前に見るならこの1本|田中恒成が「秘策」を口に出している

▶ 亀田京之介vs中谷を苦戦させた強敵 田中恒成が進化する京之介に危険すぎる秘策を伝授!(ABEMA ボクシング【公式】・約16分半)

話しているのは田中恒成。ミニマム級・ライトフライ級・フライ級・スーパーフライ級で世界王座を取った4階級制覇王者で、2025年6月に網膜剥離のため引退し、いまはABEMAで解説を務めています。通算22戦20勝(11KO)2敗。22戦して一度もKO負けをしていません。

中身は応援動画ではありません。田中が京之介のジムに行き、スパーリングを最初から最後まで見て、そのうえで具体的な指示を出す構成です。2人は初対面。試合の3週間前の収録です。

① まずジャブをほめた。強弱をつけずに、しっかりしたジャブを連打できる。それで終わりかと思ったところに右ストレートが飛んでくる、と。

② 次に、京之介の隠し球を見ただけで当てた。相手の右に合わせて左ボディのカウンターを狙っている――田中がそう指摘すると、京之介は「それめっちゃ狙ってました」と認めました。ガードが空くリスクのあるパンチですが、田中は「それぐらいリスクを取ってもいい相手だし、それだけの効果があるパンチ」と背中を押しています。

③ そのうえで出てきたのが「秘策」。相手の1発目ではなく、2発目に合わせろ。エルナンデスは1発打つと4発5発と返してくる。その連打に正面から巻き込まれると崩される。だから連打の入り口で仕留めるか、思い切って早い段階で決めてしまうか、どちらかにしろ――という組み立てでした。

④ 映像を一緒に見ながらの分析。田中はエルナンデスの入り方を「1ラウンドは様子を見ている。2ラウンド、3ラウンドと少しずつエンジンがかかってくる」と読み、だから「1ラウンドは100%取りたい」と言いました。そして「いちばんの鍵は距離をキープできるかどうか。ジャブ、ジャブ」と繰り返しています。

⑤ 最後は技術の話ではありませんでした。前に出続ける相手とやると、とにかく疲れる。だから大事なのは気持ちで、「一瞬たりとも弱気にならないこと」。嫌だな、と思った瞬間に動きが遅れる。そしてその気持ちの作り方として、こう言いました。「今日はこの辺で終わろうかな、という日を1日も作らないこと」。もう1本だけダッシュを足せ、と。

そのうえで田中は、勝敗予想を本人の目の前ではっきり口にしています。「不利だと思います」。

そう言ったうえで、京之介の左ボディを「普段あまり打たないパンチだからこそ、期待値も見える」と評し、応援すると言い切りました。お世辞を言わない人が、理由を挙げて期待している――それがこの動画をおすすめする理由です。

6.専門家の見立ては「6対4〜7対3でエルナンデス」

トレーナーの椎野大輝氏は、東スポの取材にこう答えています。

  • 有利はエルナンデス。6対4、7対3くらい。後半のストップか判定で勝つ形
  • エルナンデスは「しつこく、硬いパンチにもひるまない。戦うなら非常に嫌なタイプ」
  • ただし京之介は「技術がありスピードもあり、気持ちも強い」。体格は京之介が上
  • 「勝ったら周囲からの評価がかなり変わる」

エルナンデスは本来スーパーバンタム級(55.34kg)、京之介はフェザー級(57.15kg)です。京之介本人も「相手はスーパーバンタムの選手なんで、自分のパンチを一発もらえば3メートルくらい飛んでいくんちゃいますか」と体格差を強調しています。階級については階級の一覧もあわせてどうぞ。

7.よくある質問

Q. 何時から見られますか?
A. ABEMAの配信は16:30から21:00まで。メインの亀田京之介 vs エルナンデスは18時ゴング予定です。メインだけなら17時50分ごろに開けば大丈夫です。

Q. お金はかかりますか?
A. かかりません。無料で、しかも放送終了後7日間は見逃し視聴もできます。

Q. タイトルマッチですか?
A. メインはタイトルのかからない10回戦です。ベルトが動くのは第3試合のWBCユース・スーパーフェザー級タイトルマッチだけです。

Q. 会場に行けますか?
A. 大阪・住吉区民センター(南海高野線・沢ノ町駅から徒歩5分/JR阪和線・我孫子町駅から徒歩10分)。開場16:00、開始16:45予定、終了は19:15〜30ごろ。チケットはA席11,000円〜VVIP席110,000円で、LINEのデジタルチケットで販売されています。

Q. なぜ亀田京之介は1年近く試合をしていなかったのですか?
A. 2026年5月24日にキルギスでWBA世界フェザー級の暫定王座に挑戦する予定でしたが、興行が2度にわたって延期・中止になり消滅しました。2025年10月25日のカシメロ戦から9月23日まで、333日空いたことになります。