『超RIZIN.5』(2026年9月10日・京セラドーム大阪)の第6試合、平本蓮 vs カルシャガ・ダウトベック。平本にとっては774日ぶりのMMA(総合格闘技)の試合です。

この記事では格闘家の予想だけを一覧表にまとめました。集めていて分かったことが2つあります。①この試合は、名前を出して予想を語った格闘家がとても少ない ②同じ「ファン投票」なのに結果が正反対になっている。両方とも、そのまま書きます。

まず、どんな試合なのか

日時 2026年9月10日(木)14:00開場/16:00開始
会場 京セラドーム大阪
試合順 第6試合
ルール RIZIN MMAルール 5分3R/66.0kg

格闘家の勝敗予想|誰がどっちを選んだか

No. 予想した格闘家 どんな人 選んだのは 決着の予想 理由 出どころ
1 堀口恭司 元RIZIN王者。UFCのランカー 平本蓮 言及なし 打たれ強さと、パンチの回転の速さを評価 本人のYouTube(2026年9月5日公開)
2 青木真也 同じ日の第7試合に出場 勝敗は言わず 「MMAにおけるストライキングの頂上決戦」。2人とも打撃がうまいからこそ、グラウンドをやってほしい ABEMAの特番(2026年8月17日放送)
3 平本蓮(本人) 当事者 自分 KO 「ダウトベックに絶対当てられるカウンターがある」「苦しい試合になればなるほど自分の方が有利」 記者会見・ABEMAの特番

当事者を除くと、はっきり勝者を選んだ格闘家は堀口恭司ひとりだけでした。メインやセミに比べて、この試合は「格闘家が言葉にしていない試合」です。理由は後で書きます。

参考:ファンの投票は、集めた場所で真逆になった

No. 投票 いつ 平本蓮 ダウトベック
4 ABEMA「国民超予想」(格闘技ファン100人) 2026年8月17日放送 62票 38票
5 ファイトメモリー(X上のファン投票・5,248票) 2026年7月20日 29.1% 70.9%

No.5の内訳はダウトベックのKO・一本勝ち51.8%/ダウトベックの判定勝ち19.4%/平本のKO・一本勝ち19.3%/平本の判定勝ち9.5%半数以上が「ダウトベックが倒して勝つ」と答えています。

なぜ、同じ「ファン投票」で結果が真逆になったのか

理由① 投票した人の層が違う

No.4はテレビ番組(ABEMAの特番)で集めた100人。平本蓮という選手の人気がそのまま票に出やすい場です。一方のNo.5は、X(旧Twitter)でMMAを毎日追いかけている5,248人の投票。「ダウトベックがどれだけ強いか」を数字で知っている層です。

どちらが正しいという話ではありません。「何を知っている人が投票したか」で数字は簡単にひっくり返る、ということです。

理由② 投票の時期が違う

No.5はカード発表直後の7月20日の投票です。当時いちばん新しいダウトベックの試合は、7月18日に萩原京平を左フックで倒して1ラウンドTKO勝ちした試合――つまり投票のわずか2日前。強い勝ち方の直後は、その選手に票が集まりやすくなります。

なぜ、格闘家がこの試合を予想したがらないのか

当サイトの見方はこうです。材料が足りないからです。

平本蓮は2年以上も試合をしていません。しかも手術を経ています。「今どのくらい動けるのか」を、本人と練習仲間以外の誰も知りません。青木真也が勝敗を言わずに「グラウンドをやってほしい」とだけ言ったのも、堀口恭司が勝者だけ挙げて決着方法を言わなかったのも、そこだと考えられます。

ちなみに平本本人は、格闘技解説者の大沢ケンジ氏をSNSで「逆神(=予想が当たらない人)」と呼び、試合当日に「ダウトベックKO勝利」と投稿してほしいと冗談まじりで話しています。この試合をめぐる空気が、よく出ているエピソードです。

両者の戦績(確認できた範囲)

項目 平本蓮 カルシャガ・ダウトベック
生年月日 1998年6月27日 1993年12月7日
国籍 日本 カザフスタン(シムケント出身)
身長 173cm 170cm
MMA戦績 4勝3敗(KO1勝1敗・判定3勝2敗) 23戦19勝3敗1無効試合(19勝のうち16勝がKO・TKO・一本)
もう一つの土台 キックボクシング 11勝(6KO)4敗 ボクシング出身。2016年にはシラットの世界大会で優勝(1日3試合を全てKO)
直近のMMA 2024年7月28日 朝倉未来に1R 2分18秒 TKO勝ち(パウンド連打でレフェリーストップ) 2026年7月18日 萩原京平に1R TKO勝ち

この表がこの試合のすべてを言っています。MMAの試合数が「7」対「23」。平本は打撃の実力は文句なしですが、MMAというルールの中での経験は、ダウトベックのほうがはるかに多い。ファン投票のうち「詳しい人が多いほう」がダウトベックに寄ったのは、ここが理由です。

🔴 ダウトベックの連勝数は、報道によって「11連勝」「5連勝」とバラバラです。当サイトで23試合を1つずつ数え直したところ、はっきりしたのは次の1点でした。

ダウトベックは2019年3月9日を最後に、2,742日負けていません(途中に無効試合が1つはさまります)。数え方でもめる「連勝◯」より、この日付のほうが実態をよく表しています。1試合ずつの内訳はダウトベックの深掘り記事にまとめています。

この記事の見立て

当サイトが見どころに挙げるのは、「2ラウンド開始のゴング」です。

平本の打撃の切れは、1ラウンドなら出るはずです。堀口恭司が平本を選んだ理由(打たれ強さとパンチの回転)も、序盤ほど効きます。問題はそのあと。倒し切れずに2ラウンドへ行ったとき、774日のブランクと減量が出るのか、それとも本人が言うとおり「苦しくなるほど自分が有利」なのか。ここがこの試合の分かれ目です。

この記事を書くうえでの注意点

  • この記事に載せたのは、2026年9月7日までに公開されていた予想です。直前に変わる可能性があります。
  • No.5の投票は7月20日のもので、いちばん古い数字です。今なら結果は変わっている可能性があります。
  • 平本蓮は8月29日の合同公開練習を欠席しています。当日のコンディションについて、当サイトは判断できる材料を持っていません。

選手のプロフィール

この記事に出てくる選手の戦績・経歴は、選手名鑑にまとめています。

選手名鑑(あいうえお順・団体別でさがせます)

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