30秒でわかる秋元皓貴

  • ひとことで=日本人で初めてONEキックボクシングの世界王者になった選手です。
  • 戦績=ONEで14戦9勝5敗(初めてのKO・TKO負けは2026年10月17日のハガティー戦)
  • 階級・主戦場=バンタム級(65.8kg)/ONE
  • おもな王座・実績=第3代 ONEバンタム級キックボクシング世界王座(2022年3月26日〜11月19日)/WBCムエタイ日本フェザー級王座/極真空手の世界王座(WFKO)
  • 最新の試合=× 2026年10月17日 ONE SAMURAI 4(有明アリーナ)のメインで、王者ジョナサン・ハガティーに3R 0分42秒TKO負け(王座挑戦失敗)
  • 次の試合=未定(2026年10月19日時点)


次の試合=未定(2026年10月19日時点)
前の試合=2026年10月17日 ONE SAMURAI 4のメインで、王者ジョナサン・ハガティーに3R 0分42秒TKO負け。3Rにヒザ蹴りでダウンし、セコンドがタオルを投げた
▶ ONE SAMURAI 4の全試合の結果

ONE公式いわく「日本人初のONEキックボクシング世界王者」です。2022年3月に王者カピタンを破ってベルトを獲りましたが、わずか8か月で失いました。王座陥落を含む3連敗のあと3連勝し、2026年10月17日、約4年ぶりに同じ王座へ挑みましたが、王者ハガティーに3ラウンドTKOで敗れました。それまでのONEの13試合はすべて判定で、KO・TKOで負けたのはこれが初めてです。

本名 秋元 皓貴(あきもと ひろき)
生年月日 1992年8月31日(34歳)
出身地 愛知県豊田市
身長 170cm
所属 POWER OF DREAM(2018年からシンガポールのEvolve MMAで練習。空手は日本実戦空手道七州会の出身)
階級 バンタム級(65.8kg)
戦績 ONE 14戦9勝5敗(判定勝ち9/判定負け4・TKO負け1)
ONEに来る前の日本では19戦無敗(ONE公式)。プロ通算は28勝5敗か29勝5敗で資料が割れています(どちらも10月17日の負けを足した数)
タイトル 第3代 ONEバンタム級キックボクシング世界王座(2022年3月26日〜2022年11月19日)/WBCムエタイ日本フェザー級王座(2012年)/MA日本フェザー級王座(2012年)/WFKO 世界プロ極真 -65kg(2018年)

8か月で終わった王座

2022年3月26日の『ONE X』(シンガポール)で、秋元はランキング2位として王者カピタン・ペッティンディーに挑みました。前足へのローとボディへの連打で5ラウンドを戦い抜き、判定3-0で王座を奪取。カピタンはクリンチのしすぎでイエローカード2枚と減点を受けています(ONE公式)。

日付 相手 結果
2022年3月26日
ONE X
カピタン・ペッティンディー(タイ/王者) ○ 5R 判定3-0
王座獲得
2022年11月19日
ONE 163
ペッタノン・ペットファーガス(タイ) × 5R 判定1-2(初防衛に失敗・王座陥落)

王座を奪ったペッタノンは、翌2023年6月に試合のない時期に受けた検査で禁止薬物の陽性反応が出て、王座を剥奪され、1年間の出場停止になりました(Beyond Kick・2023年7月の報道)。

ONEでの13試合はすべて判定、14試合目に初めてのTKO負け

秋元のONEでの試合は、2019年のデビューから13試合すべてが判定までもつれています。勝ち9のうち、審判3人全員が秋元を支持したユナニマス(3-0)が6、2対1に割れたスプリット(2-1)が3。負け4つもすべて判定で、KO・TKOで負けたことはありません(ONE公式の選手ページ)。ただし倒されたことがないわけではなく、2019年3月のラシリ戦ではダウンを奪われています(ONE公式の記事)。

日付 相手 結果
2019年1月25日 ジョシュ・トナー(豪州) ○ 判定3-0(ONEデビュー)
2019年3月31日 ジョセフ・ラシリ(イタリア) × 判定0-2(プロ初黒星)
2019年7月12日 ケニー・ズィー(豪州) ○ 判定3-0
2020年10月 ジャン・チェンロン(中国) ○ 判定2-1(バンタム級の初戦)
2021年2月26日 ジャン・チェンロン(中国) ○ 判定3-0
2021年12月3日 チュー・ジェンリャン(中国) ○ 判定3-0
2022年3月26日 カピタン・ペッティンディー(タイ) ○ 5R 判定3-0(王座獲得)
2022年11月19日 ペッタノン・ペットファーガス(タイ) × 5R 判定1-2(王座陥落)
2024年5月4日 ウェイ・ルイ(中国) × 判定0-3
2024年9月27日 イリアス・エナッシ(オランダ) × 判定0-3
2025年3月23日 ジョン・リネカー(ブラジル) ○ 判定2-1
2025年11月16日 ウェイ・ルイ(中国) ○ 判定3-0(1年半前の借りを返す)
2026年4月29日 久井大夢(日本) ○ 判定2-1
2026年10月17日 ジョナサン・ハガティー(英国/王者) × 3R 0分42秒 TKO(王座挑戦失敗・ONEで初めてのKO・TKO負け)

2024年の2連敗のあと、本人は「次も負けたら終わりかもしれないと思った」と振り返っています。それでも「心は折らなかった。ずっと練習を続けた」(ONE公式・2026年10月11日)。そこから3連勝で、挑戦権までたどり着きました。

空手から始まった19戦無敗

8歳で極真空手を始めたきっかけは、学校で同級生に殴られたことでした。本人は「身を守るために空手を習わなければと思った」と話しています(ONE公式の特集)。15歳でプロのキックボクサーになり、ONE公式の紹介では日本で19戦19勝0敗。2012年にはWBCムエタイ日本フェザー級王座を獲りました。

その後いったんキックボクシングを離れ、フルコンタクト空手に戻って全日本(JFKO)で優勝、2018年には極真空手の世界王座(WFKO)も獲っています。同じ2018年、シンガポールのEvolve MMAのトライアウトに合格してONEへ。約6年ぶりのキックボクシングがONEのデビュー戦でした。

10月17日の王座挑戦|ハガティーに3R TKO負け

結果はハガティーの3ラウンド0分42秒TKO勝ちです。1ラウンドは秋元が左フックのカウンターでハガティーを下がらせ、ONE公式の速報も「このラウンドは秋元の印象」と書いています。しかし2ラウンドからハガティーが手数を上げ、3ラウンドに右ストレートから顔へのヒザ蹴りで秋元がダウン。立ち上がったあとにハガティーが一気に攻めたところで、秋元のセコンドがタオルを投げました(ONE公式)。以下は試合前に書いた見どころです。

ONE SAMURAI 4のメインです。王者ジョナサン・ハガティー(29=英国)はONEでムエタイ2階級とキックボクシングの王座を獲った選手で、ONEのキックボクシングでは3戦3勝の負けなし。今回が3度目の防衛戦です。

項目 ハガティー(王者) 秋元皓貴
年齢・身長 29歳・170cm 34歳・170cm
ONEでの戦績 10勝3敗 9勝4敗
共通の相手 ジョセフ・ラシリ ○ 判定(2019年1月) × 判定(2019年3月)
共通の相手 ウェイ・ルイ ○ 5R判定(2025年2月) × 判定(2024年5月)→ ○ 判定(2025年11月)

ハガティーは8月31日の会見で「この試合は2ラウンドを超えずに終わる」と予告しました。秋元は「KOを狙って来るなら、こっちが倒すチャンスがある」「あれは自分のベルト。何があっても取り返す」と応じています(ONE公式・10月7日、10月11日)。

同じ大会のコーメインでは、吉成名高がマスドールに2ラウンドTKOで勝ち、2度目の防衛に成功しました(全試合の結果)。

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戦績・経歴は2026年10月12日時点の公開情報(ONE Championship公式サイトの選手ページと記事・日本語版/英語版Wikipedia・イーファイト)にもとづきます。資料によって数字が割れるものは、本文にその旨を書いています。誤りを見つけられた場合はご指摘ください。

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  • 吉成名高 アトム級/ONEアトム級ムエタイ世界王者。10月17日のコーメインで2R TKO勝ち、2度目の防衛
  • 野杁正明 フェザー級/10月17日の同じ大会でトーナメント準決勝に判定2-1で勝ち、決勝へ
  • 安保瑠輝也 ライト級/10月17日のシュマロフ戦は、安保の計量失敗で中止
  • 若松佑弥 フライ級/元ONEフライ級MMA王者

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