30秒でわかる吉成名高

  • ひとことで=ONEアトム級ムエタイの初代世界王者です。
  • 戦績=ONEで7戦7勝。プロ通算は資料によって数え方が違います(下の表)
  • 連勝=43連勝・7年以上負けなし(ONE公式の数え方・2026年10月17日時点)
  • 階級・主戦場=アトム級(52.2kg)/ONE
  • おもな王座・実績=初代 ONEアトム級ムエタイ世界王座(2025年11月16日〜)/ラジャダムナン・スタジアム認定王座(3階級)/ルンピニー・スタジアム認定王座
  • 最新の試合=〇 2026年10月17日 ONE SAMURAI 4(有明アリーナ)でリファディン・マスドールに2R 0分58秒TKO(左ハイキック)。世界王座の2度目の防衛
  • 次の試合=未定(2026年10月19日時点)


次の試合=未定(2026年10月19日時点)
前の試合=2026年10月17日 ONE SAMURAI 4のコーメインで、リファディン・マスドールに2R 0分58秒TKO勝ち(左ハイキック)。2度目の防衛
▶ ONE SAMURAI 4の全試合の結果

ONEアトム級ムエタイの初代世界王者です。14歳でタイのルンピニー・スタジアムでプロデビューし、ONE公式いわく「ラジャダムナン王座を3本手にした唯一の外国人」。2019年7月を最後に負けておらず、ONE公式の数え方では43連勝中です。2026年10月17日には、マレーシアの23歳を2ラウンドの左ハイキックで倒し、世界王座の2度目の防衛に成功しました。

本名 吉成 名高(よしなり なだか)
生年月日 2001年1月8日(25歳)
出身地 神奈川県横須賀市
身長 165cm
構え サウスポー
所属 エイワスポーツジム
階級 アトム級(52.2kg)
戦績 ONE 7戦7勝(KO・TKO 3/判定 4)
プロ通算=ONE公式が4月の試合のあとに書いた67勝6敗に、9月と10月の2勝を足すと69勝6敗。ただしONE公式の10月17日の英語の結果記事は72勝6敗と書いています。日本語版/英語版Wikipediaは78戦71勝6敗1分で、数え方が資料によって違います
タイトル 初代 ONEアトム級ムエタイ世界王座(2025年11月16日〜)/ラジャダムナン・スタジアム認定王座(ミニフライ級・フライ級・スーパーフライ級)/ルンピニー・スタジアム認定ミニフライ級王座/WMC・WBCムエタイの世界王座ほか

ONEでの7戦(7勝0敗)

ONEに来てからの7試合です。判定が多く、7試合のうち4試合が判定勝ちです。5ラウンドの世界戦は、はじめの2試合が判定3-0、3試合目の2度目の防衛戦は2ラウンドTKOでした。

日付 大会 相手 結果
2025年3月23日 ONE 172(さいたまスーパーアリーナ) ラック・エラワン(タイ) ○ 3R 2分40秒 KO(ONE初戦)
2025年6月27日 ONE Friday Fights 114(バンコク) バンルーロック・シットワチャラチャイ(タイ) ○ 3R 判定3-0
2025年8月29日 ONE Friday Fights 122(バンコク) ハマダ・アズマニ(モロッコ) ○ 3R 15秒 TKO
2025年11月16日 ONE 173(有明アリーナ) ヌンスリン・チョー・ケットウィナー(タイ) ○ 5R 判定3-0
初代ONEアトム級ムエタイ世界王座を獲得
2026年4月29日 ONE SAMURAI 1(有明アリーナ) ソンチャイノーイ・ギャットソンリット(タイ) ○ 5R 判定3-0(初防衛)
2026年9月12日 ONE SAMURAI 3(横浜BUNTAI) ハー・リン・オム(ミャンマー) ○ 3R 判定3-0
ONEで初めてのキックボクシングルール(ノンタイトル)
2026年10月17日 ONE SAMURAI 4(有明アリーナ) リファディン・マスドール(マレーシア) ○ 2R 0分58秒 TKO(左ハイキック)
2度目の防衛(マスドールの計量失敗で53.8kg契約。名高の王座は勝敗にかかわらず保持の条件)

初防衛戦の相手ソンチャイノーイには、2023年4月にも3度ダウンを奪って勝っています。それでも本人は再戦で想像以上に苦しんだと振り返っていて、ONE公式の取材に「出入りの速さ、パンチの速さ、骨の硬さ、全部想像以上だった」「パンチをもらって本当に効いて、少し心が折れそうな瞬間もあった」と話しています。

43連勝・7年以上負けなし

ONE公式は2026年10月の記事で、名高を「7年以上負けていない」「42人続けて勝っている」と紹介しています。最後の負けは2019年7月(イサーンタイ・シットシェフブンタムにIBFの王座戦で判定負け)です。

ONE公式の記事では、2026年9月の大会の前に「2019年7月から続く41連勝」と書かれ、そのキックボクシング初戦に勝って42連勝になりました。10月17日のマスドール戦にも勝ち、ONE公式の英語の結果記事では43連勝と書かれています。

注意点が1つあります。英語版Wikipediaには、最後の負けの約2か月後(2019年9月)に同じイサーンタイと引き分けた試合が載っています。これが正しければ「2019年7月から42連勝」は、引き分けをはさんだ数え方になります。また、ONE公式でも日本語版の大会ページは「41連勝」のまま(10月12日時点)で、英語版と10月8日の記事は「42連勝」です。格闘録では「42連勝(ONE公式の10月8日の記事の数え方)」と書くことにしています。

14歳でプロデビュー、ラジャダムナン3階級

4歳で空手を始め、地元のキックサークルを経てエイワスポーツジムへ。小学6年でタイで初めて試合をして負けたことを、本人は「自分の格闘技人生、そして人生のターニングポイントになりました」と振り返っています(Sportiva・2025年3月)。プロデビューは14歳、タイのルンピニー・スタジアムでした(ONE公式)。

年 おもな王座
2017年 WMC世界ピン級
2018年 WBCムエタイ世界ミニフライ級/ラジャダムナン・ミニフライ級(1本目)
2019年 ルンピニー・ミニフライ級
2023年 ラジャダムナン・フライ級(2本目)
2024年 ラジャダムナン・スーパーフライ級(3本目)/WBCムエタイ ダイヤモンド スーパーフライ級
2025年 ONEアトム級ムエタイ世界王座(初代)

年と相手はWikipedia(日本語版・英語版)によるもので、一部の年は資料によって1年ずれます。ONE公式は「10度のムエタイ世界王者」「ラジャダムナン・スタジアムで3度、ルンピニー・スタジアムで1度」と書いています。

10月17日の防衛戦|リファディン・マスドールに2R TKO

結果は名高の2ラウンド0分58秒TKO勝ちです。1ラウンドに左フックでダウンを奪い、2ラウンドにマスドールの回転して打つバックハンドブローをかわして、左ハイキックで倒しました(ONE公式)。マスドールは前日の計量で体重を超えたため、試合は53.8kg契約で行われ、名高の王座は勝ち負けにかかわらず守られる条件でした。以下は試合前に書いた見どころです。

ONE SAMURAI 4のコーメインです。相手のリファディン・マスドールはマレーシアの23歳で、ONEでは8戦7勝1敗・5連勝中、7勝のうち5つがKO・TKOです(ONE公式の選手ページ、10月12日時点)。

項目 吉成名高(王者) リファディン・マスドール
年齢・身長 25歳・165cm 23歳・162cm
ONEでの戦績 6戦6勝 8戦7勝1敗
ONEでのKO・TKO勝ち 2(6戦中) 5(8戦中)
今回のルール ムエタイ(ヒジ打ちあり)・3分5R

マスドールは「名高は速くて賢くて強い。でも俺にはパワーがある」、名高は「全部受けて、全部かわして、最後は必ずKOする」と話しています(どちらもONE公式・2026年10月8日)。名高は同じ記事で「自分のベルトが取られたら、日本にONE王者がいなくなる」とも語りました。

同じ大会のメインでは、秋元皓貴がハガティーの王座に挑み、3ラウンドTKOで敗れました(全試合の結果)。

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戦績・経歴は2026年10月12日時点の公開情報(ONE Championship公式サイトの選手ページと記事・日本語版/英語版Wikipedia・Sportiva・MMA Sucka)にもとづきます。資料によって数字が割れるものは、本文にその旨を書いています。誤りを見つけられた場合はご指摘ください。

この選手と近い選手

  • 秋元皓貴 バンタム級/元ONEバンタム級キックボクシング王者。10月17日のメインでハガティーに3R TKO負け
  • 野杁正明 フェザー級/10月17日のトーナメント準決勝に判定2-1で勝ち、決勝へ
  • 安保瑠輝也 ライト級/10月17日のシュマロフ戦は、安保の計量失敗で中止
  • 若松佑弥 フライ級/元ONEフライ級MMA王者。9月12日の同じ大会で再起戦に勝利

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