前WBO世界バンタム級王者の武居由樹(たけい・よしき)の次の試合が決まりました。

日にちは2026年11月26日(木)、場所は東京のEBARA WAVEアリーナおおた(大田区総合体育館)。相手は大嶋剣心(おおしま・けんしん)で、スーパーバンタム級の8回戦です。9月29日に、所属する大橋ジムが発表しました。

2025年9月にベルトを失ってから、約1年2か月。ベルトを失ったあとの2試合目(再起2戦目)になります。この記事では、試合の日時と配信、相手の大嶋剣心がどんな選手か、そして武居がいまどんな立場にいるのかをまとめます。

30秒でわかる 武居由樹の次戦

日にち 2026年11月26日(木)
会場 EBARA WAVEアリーナおおた(東京都大田区・大田区総合体育館)
試合 武居由樹(大橋)vs 大嶋剣心(KOD LAB)
スーパーバンタム級 8回戦(タイトルはかかりません)
試合の順番 全7試合のうち第5試合(Lemino公式の発表)
配信 Lemino(レミノ)が独占で生配信。配信は15時30分からの予定(武居の試合が始まる時刻は未発表)
大会の名前 NTTドコモ presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ
メインイベント IBF世界フライ級タイトルマッチ 矢吹正道 vs ミエル・ファハルド

※2026年9月30日に、Lemino公式ニュースと大橋ジムの発表を伝えた新聞各紙で確認しました。

1. 武居由樹はいま「やり直し」のまっただ中

武居は、キックボクシングのK-1で王者になったあと、2021年にボクシングへ転向した選手です。転向から3年で世界王者になりました。

時期 できごと
2017〜2020年 K-1のスーパーバンタム級王者(キックボクシング)
2021年 プロボクシングに転向(大橋ジム)
2022年 東洋太平洋スーパーバンタム級王者に
2024年5月 東京ドームでジェイソン・モロニーに判定勝ち。WBO世界バンタム級王者に
2024年9月 比嘉大吾に判定勝ち(1回目の防衛)
2025年5月 ユッタポン・トンデイに1回TKO勝ち(2回目の防衛)
2025年9月14日 名古屋でクリスチャン・メディナに4回TKO負け。プロで初めて負け、ベルトを失う
2026年5月2日 1つ上のスーパーバンタム級に上げて再起戦。東京ドームでワン・デカン(中国)に判定2ー0で勝ち

プロボクシングの戦績は13戦12勝(9KO)1敗です。

再起戦は、足を痛めたままの苦しい判定勝ち

5月の再起戦は、勝ったものの苦しい内容でした。採点は77ー75、77ー75、76ー76。3人のジャッジのうち1人は引き分けとつけた、ぎりぎりの勝利です。

相手のワン・デカンが前に出続け、武居は得意の足を使ってかわしながら戦いましたが、倒すことはできませんでした。試合後、武居は「悪い武居由樹が出てしまった」と話しています(TOKYO HEADLINE)。

試合のあと、八重樫東トレーナーは、武居が3月の合宿明けのスパーリング(練習の試合)で足を痛めていて、試合直前のウォーミングアップで悪くしていたことを明かしました(スポーツニッポン)。

9月29日の会見でも、武居は「2戦続けてふがいない試合をしてしまった」と振り返りました(サンケイスポーツ)。メディナに負けた試合と、苦戦したワン戦のことです。

2. 相手の大嶋剣心はどんな選手?

名前 大嶋剣心(おおしま・けんしん)
年齢 31歳
出身 青森県弘前市
身長 168cm
所属 KOD LAB(元世界王者・内山高志さんが会長のジム)
プロ戦績 15戦9勝(5KO)5敗1分け
ランキング 日本スーパーバンタム級10位
アマチュア戦績 40戦27勝(10RSC)13敗(自衛隊などで経験)
構え 右構え(オーソドックス)
プロデビュー 2016年6月

タイトルに4回挑戦した、経験の多い選手

大嶋のいちばんの特徴は、タイトルマッチの経験が多いことです。プロになってから、次の4回ベルトに挑戦しています(サンケイスポーツ・中日スポーツより)。

  • 日本バンタム級王座への挑戦 2回(帝拳ジム時代)
  • 東洋太平洋スーパーバンタム級王座への挑戦 1回(一力ジム時代・2025年6月15日、王者・中嶋一輝に3回TKO負け)
  • 日本スーパーバンタム級王座への挑戦 1回(2026年5月)

4回とも勝つことはできませんでした。いちばん新しいのは2026年5月12日、後楽園ホールでの日本スーパーバンタム級タイトルマッチです。王者の池側純(角海老宝石)に挑み、7回2分6秒TKOで負けました。KOD LABに移ってから最初の試合で、勝てば内山会長のジムにとって初めてのベルトになるところでした(中日スポーツ)。

武居は大嶋について「アマチュアの経験もありますし、日本タイトル、東洋タイトルを経験されているので、強敵だなと思っています」と話しています(日刊スポーツ)。

3. 2人をくらべる

武居由樹 大嶋剣心
年齢 30歳 31歳
身長 170cm 168cm
プロ戦績 13戦12勝(9KO)1敗 15戦9勝(5KO)5敗1分け
いちばん上の実績 WBO世界バンタム級王者(防衛2回) タイトル挑戦4回
前の試合 2026年5月 判定2ー0で勝ち 2026年5月 7回TKOで負け
構え サウスポー(左構え) 右構え(オーソドックス)

数字だけを見ると、元世界王者の武居が大きく上です。ただ大嶋は、ベルトをかけた12回戦・10回戦の厳しい試合をくぐってきた選手。武居が5月のように攻めあぐねると、長い試合になるおそれもあります。

4. 見どころは「倒して勝てるか」

武居は今回の試合のテーマを「丁寧にぶん殴る」と話しました。そして「最初からエンジン全開で行きたい。久しぶりにバチッと決めて勝ちます」(スポーツ報知)。

武居の勝ち方の特徴はKOです。12勝のうち9勝がKO(またはTKO)。ところが最近の2試合は、TKO負けと判定勝ちで、KOで勝ったのは2025年5月のユッタポン戦が最後です。

もうひとつは階級です。スーパーバンタム級で戦うのは今回が2戦目。じつは武居は、世界王者になる前にこの階級で東洋太平洋の王者になっています。実績のある階級で、どんな内容を見せるかが注目です。

武居は「下から上への上り方は分かっている。また積み上げてトップ戦線に乗り込んでいきたい」とも話しています(TOKYO HEADLINE)。この試合は、そのための一歩目という位置づけです。なお、この試合のあとにタイトルマッチなどが決まっているわけではありません(9月30日時点で発表なし)。

5. 同じ日の全7試合と配信

11月26日の大会は、世界タイトルマッチが2試合ある「ダブル世界戦」です。試合の順番は、Lemino公式が発表したものです。

順番 対戦カード
第7試合
(メイン)
IBF世界フライ級タイトルマッチ12回戦
矢吹正道(王者)vs ミエル・ファハルド(フィリピン・同級1位)
第6試合 WBA世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦
石井武志(王者)vs 相手は調整中
第5試合 武居由樹 vs 大嶋剣心(スーパーバンタム級8回戦)
第4試合 WBCユース・ライト級王座決定戦8回戦 藤木勇我 vs ロネリック・バレステロス
第3試合 8回戦 力石政法 vs メルチョール・ロダ
第2試合 8回戦 中山聖也 vs ヴィンセント・ラカール
第1試合 WBA女子世界アトム級挑戦者決定戦 エマ・ネスビット vs 和田まどか

メインの矢吹正道と、第3試合の力石政法は兄弟です。兄弟そろって同じ日のリングに上がります。

▶ メインの予想は 【予想】矢吹正道 vs ファハルド|1回KO7度の挑戦者と、12回で勝つ王者

WBA世界ミニマム級王者の石井武志は、武居と同じ大橋ジムの後輩です。9月に王座を取ったばかりで、これが初めての防衛戦。武居は「今度は自分が武志の背中を追いかけるつもりで頑張っていきたい」と話しています(スポーツ報知)。

どこで見られる?

Leminoが独占で生配信します。配信は15時30分からの予定で、全7試合が配信され、見逃し配信もあります。15時30分は1試合目からの配信が始まる時刻で、第5試合の武居の試合が何時に始まるかは発表されていません。

  • 見るには「Leminoプレミアム」(月額1,540円・税込)への登録が必要です。App Store・Google Playから登録すると1,650円です。
  • ドコモの「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」を契約していて、特典で「Lemino」を選んでいる人は、追加の料金なしで見られます。

※料金は2026年9月30日にLemino公式ニュースで確認しました。変わることがあるので、登録の前に公式の案内を確かめてください。

6. その先にある「那須川天心」の名前

武居と那須川天心は、キックボクシング時代から「いつか戦うのでは」と言われてきた2人です。

那須川は9月27日、井上拓真との再戦に判定で負けました。この試合について武居は「拓真さんとあそこまでやり合えて、ダウンまで取った天心選手のすごさも強く感じました」と話しています。

そのうえで、那須川との対戦については「自分は今そんなことを言っていられるような立場ではない」「またイチから、下から積み上げて、そこまで登った時に、もう一度言えたら」と答えました(スポーツ報知)。

つまり11月26日は、武居にとって「もう一度、大きな試合を口にできる場所」へ戻るための試合です。勝ち方まで含めて、見る人に「武居が戻ってきた」と思わせられるかが問われます。

あわせて読みたい

▶ 同じ日のメイン 矢吹正道 vs ファハルドの予想

▶ 武居の全13戦とプロフィール 武居由樹(選手名鑑)

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▶ ほかの試合の日程 今後の試合予定

よくある質問

武居由樹の次の試合はいつですか

2026年11月26日(木)です。東京のEBARA WAVEアリーナおおた(大田区総合体育館)で、大嶋剣心とスーパーバンタム級8回戦を戦います。全7試合のうち第5試合です。試合が始まる時刻は発表されていません。

タイトルはかかっていますか

かかっていません。ベルトのかからない8回戦です。

どこで見られますか

Leminoが独占で生配信します(15時30分から)。Leminoプレミアム(月額1,540円・税込)への登録が必要です。

武居由樹の戦績は

プロボクシングで13戦12勝(9KO)1敗です(2026年9月30日時点)。負けは2025年9月のクリスチャン・メディナ戦(4回TKO負け)の1つだけです。

大嶋剣心の戦績は

15戦9勝(5KO)5敗1分けです。日本スーパーバンタム級の10位で、これまでにタイトルへ4回挑戦しています。

この記事で使った出どころ

情報は2026年9月30日時点のものです。日付は日本時間で書いています。確かめられなかったことは書いていません。誤りを見つけられた場合は、ご指摘いただけると助かります。