2026年9月10日(木)の超RIZIN.5 浪速の超復活祭り(京セラドーム大阪)で、カルシャガ・ダウトベック平本蓮が対戦します。大会のテーマ「復活」をいちばん背負っているのが、この試合です。

平本蓮のMMAは、2024年7月28日の朝倉未来戦以来。9月10日でちょうど774日ぶりになります。

そして相手のダウトベックは、その54日前(7月18日)に試合をしたばかり。しかも倒した相手が、平本のMMAで唯一のKO負けをつけた選手でした。

まず、共通の対戦相手が4人もいます

この2人、じつは戦った相手が4人かぶっています。並べると、こうなります。

共通の相手 平本蓮の結果 ダウトベックの結果
朝倉未来 1R TKO勝ち(2024年7月) × 判定0-3負け(2018年9月)
萩原京平 × 2R TKO負け(2020年12月) 1R TKO勝ち(2026年7月)
鈴木千裕 × 判定0-3負け(2022年3月) 判定2-1勝ち(2025年3月)
YA-MAN 判定3-0勝ち(2023年12月) 判定3-0勝ち(2024年12月)

4人のうち、平本のほうが良い結果を出しているのは朝倉未来ただ1人です。萩原と鈴木は、平本が負けた相手にダウトベックが勝っています。

特に萩原京平は分かりやすくて、平本のMMA唯一のKO・TKO負けをつけた相手。その萩原を、ダウトベックは今年7月18日に1ラウンド4分08秒でTKOしています。

ダウトベックは2019年3月から負けていない

ダウトベックの通算成績は23戦19勝3敗1無効試合。この3敗の日付を見ると、あることに気づきます。

  • 2015年5月9日 ティレク・バトゥイロフに2R TKO負け
  • 2018年9月30日 朝倉未来に判定0-3負け(RIZIN.13)
  • 2019年3月9日 イゴーリ・ジルコフに3R TKO負け(カットによるドクターストップ)

3敗はすべて2019年3月まで。そこから7年半、負けていません。11連勝と1つの無効試合(2025年大晦日、久保優太戦の偶発的なアイポーク)です。

ここは要注意:Wikipediaの集計表が、自分の試合一覧と食い違っています

ダウトベックの勝ち方を数えるとき、日本語版Wikipediaの数字をそのまま写すと間違えます。

ページの上にある集計表は「19勝=(T)KO 14/一本 1/判定 4」となっています。ところが同じページに載っている全23試合の一覧を1つずつ数えると、KO・TKOは15、判定は3でした。Sherdogの数字も「KO・TKO 15(79%)/一本 1/判定 3」で、試合一覧のほうと一致します。

この記事ではKO・TKO勝ち15を採用します。19勝の79%がKO・TKOということになります。

2人の数字

ダウトベック 平本蓮
年齢 32歳(1993年12月7日) 28歳(1998年6月27日)
MMA通算 23戦 19勝3敗1無効 7戦 4勝3敗
KO・TKO勝ち 15(勝ちの79%) 1
一本勝ち 1 0
判定勝ち 3 3
KO・TKO負け 2 1
一本負け 0 0
直近の試合 2026年7月18日(54日前) 2024年7月28日(774日前)
キックボクシング 15戦 11勝4敗(KO勝ち6・KO負け0)

ダウトベックのKO・TKO勝ち15の決まり手には、左ストレート・左フック・左ボディブローが並びます。バックボーンはボクシング。2024年6月の関鉄矢戦(1R 3分11秒)と2023年1月のネレス戦(1R 3分39秒)は、どちらも左のボディ一発でした。

一方の平本はK-1出身で、キックボクシング15戦でKO負けが0。打たれ強さは数字にも出ています。MMAでの唯一のKO・TKO負けが、前述の萩原京平戦です。

「774日ぶり」の中身

平本はこの2年、まったく試合をしていなかったわけではありません。2026年5月10日のRIZIN.53で皇治とエキシビションマッチを行っています(判定なし)。ただしMMAの公式戦は774日空きます。

ゴング格闘技によれば、平本はこの間レスリングなど「土台づくり」に時間を使ったと話しています。会見でのコメントは「ダウトベックとは苦しい試合になればなるほど自分の方が有利」。

ちなみにファンの勝敗予想では平本が62%の支持を集めました(100票の投票、WEBザテレビジョン)。本人はこれに「少ないっすね。100票でしょ」と返しています。

この試合の見どころ3つ

  1. ダウトベックの左。19勝のうち15がKO・TKOで、決まり手は左に集中しています。平本はサウスポーなので、お互いの前手の位置がそのまま勝負どころになります。
  2. 1ラウンドを越えられるか。ダウトベックのKO・TKO勝ち15のうち、多くが1ラウンド決着です。774日ぶりの平本にとって、最初の5分がいちばん重い時間になります。
  3. 組みの攻防。平本が2年かけて足したのがレスリングだとすれば、それが出るのは打撃で押されたときです。「苦しくなるほど有利」という本人の言葉が、そこで試されます。

開始は16時です(17時ではありません)

超RIZIN.5は14:00開場/16:00開始です。RIZINが8月2日に変更を発表しました。ただしRIZIN公式サイトの「対戦カード」のページと日本語版Wikipediaは、2026年8月26日時点でも「15:00開場/17:00開演」のままです。くわしくはこちらの記事にまとめています。

選手のプロフィール

この記事に出てくる選手の戦績・経歴は、選手名鑑にまとめています。

選手名鑑(あいうえお順・団体別でさがせます)

試合予定(RIZIN・ボクシング・UFC・ONE のスケジュール一覧)

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この記事で使った出典

  • RIZIN公式サイト「超RIZIN.5 浪速の超復活祭り」対戦カードのページ/大会情報・チケットのページ(契約体重・ルール・開始時間)
  • Sherdog(両選手の通算戦績と勝敗の内訳。ダウトベックのKO・TKO勝ち15はこちらを採用)/日本語版Wikipedia(全試合の日付・決まり手・相手)
  • ゴング格闘技 2026年7月20日/同 8月(平本のコメント、「2年2カ月ぶりのMMA」という記述、皇治とのエキシビション)
  • WEBザテレビジョン 2026年8月(ファン投票62%と平本のコメント)

戦績・開始時間は2026年8月26日時点の公開情報にもとづきます。ダウトベックの勝ち方の内訳は、日本語版Wikipediaの集計表とその試合一覧が食い違っていたため、試合一覧を1試合ずつ数え、Sherdogと一致することを確認したうえで書いています。誤りを見つけられた場合はご指摘ください。