【結果】ヴォルカノフスキー×エヴロエフ|2RのTKOで王座防衛
20戦無敗の挑戦者を相手に、38歳の王者はどう勝ったのか。UFC 333のメインイベントは、アレクサンダー・ヴォルカノフスキーがモフサル・エヴロエフを2ラウンド4分54秒、パンチによるTKOで倒し、UFCフェザー級王座を守りました。
1ラウンドはエヴロエフが組みつきで攻め、王者を倒す場面もありました。それでも2ラウンドの終わり近くにパンチを当てて流れを一気に変え、残り6秒で試合を止めています。エヴロエフにとってはプロ21戦目で初めての黒星。この勝利でヴォルカノフスキーは、UFCフェザー級のタイトルマッチ最多勝利の記録を持つ選手になりました。
30秒でわかる(2026年10月25日時点)
- 決まったこと:ヴォルカノフスキーが2R 4分54秒TKO勝ちでフェザー級王座を防衛。エヴロエフは初黒星(UFC公式)
- 記録:UFCフェザー級のタイトルマッチ9勝目。8勝で並んでいたジョゼ・アルドを抜いて歴代最多(UFC公式)
- 未発表:次の防衛戦の相手と日程。エヴロエフの次の試合も決まっていません
この記事で分かること
- 試合結果と決着の時間
- 1ラウンドと2ラウンドで何が起きたか
- アルドを抜いた「タイトルマッチ9勝」の中身
- 当サイトの予想との答え合わせ
- 2人の次の確認点
試合結果は2R 4分54秒のTKO
まずは公式の結果です。UFCが公表した記録では、決着は2ラウンド4分54秒、パンチによるTKOでした。TKOは、選手が攻撃を受け続けて試合を続けられないとレフェリーが判断し、途中で止める決着です。タイトルマッチは1ラウンド5分を最大5ラウンド、合わせて25分戦います。今回はそのうち9分54秒で試合が終わりました。勝ったヴォルカノフスキーは王座を守り、無敗だったエヴロエフは初めて負けました。数字は下の表にまとめます。
| No. | 項目 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | 大会 | UFC 333(現地2026年10月24日/日本時間10月25日) |
| 2 | 会場 | エティハド・アリーナ(アラブ首長国連邦・アブダビ) |
| 3 | 試合 | フェザー級タイトルマッチ(5ラウンド) |
| 4 | 結果 | ヴォルカノフスキーが2R 4分54秒 TKO勝ち(パンチ) |
| 5 | 王座 | ヴォルカノフスキーが防衛 |
| 6 | 試合後の戦績 | ヴォルカノフスキー29勝4敗/エヴロエフ20勝1敗(UFC公式の選手ページ) |
決着は2ラウンドの残り6秒
1ラウンドは5分なので、4分54秒は2ラウンドが終わる6秒前です。あと少しでラウンドが終わり、1分の休みに入るところでした。ここで止まったことで、エヴロエフは休んで立て直す時間を持てませんでした。
エヴロエフはプロ21戦目で初黒星
エヴロエフは試合前までプロ20戦20勝。UFCでも10戦10勝で、その10試合はすべて判定まで戦って勝っていました。UFCで判定まで行かずに終わった初めての試合が、初めての負けになりました。
王者は2度目の防衛に成功
ヴォルカノフスキーは2025年4月にジエゴ・ロペスに勝って王座を取り戻し、2026年2月にロペスとの再戦で1度目の防衛をしています。今回が返り咲いてから2度目の防衛です。
試合の流れは2Rの後半で一変
この試合は、最初から王者が押していたわけではありません。UFC公式の結果記事は、1ラウンドはエヴロエフがうまく戦えていたと書いています。2ラウンドも後半までは互角に近い内容でした。流れが変わったのは、ラウンドの終わりが近づいたころの1発のパンチからです。ここではラウンドごとに分けて見ていきます。
1ラウンドは挑戦者の組みが目立った
エヴロエフは得意のタックル(相手の脚や体に組みついて倒しにいく攻め)を狙い、試合場を囲む金網の近くで王者を一度倒す場面もありました(Yahoo Sportsの速報)。同じ速報の記者はこのラウンドをエヴロエフ優勢と採点しましたが、これは記者1人の見方です。ジャッジの公式なラウンド採点は当サイトでは確認できていないため、このラウンドをどちらが取ったかは断定しません。
2ラウンド後半にパンチで流れが変わる
UFC公式によると、2ラウンドもエヴロエフは後半まで王者についていきました。そこへヴォルカノフスキーのきれいなパンチが当たり、エヴロエフは背を向けて下がります。王者はそのまま追いかけて連打を浴びせ、倒してから試合を終わらせました。
決着までのパンチの流れ
決着の場面は、1発ではなく連打の流れでした。UFC公式の記事は、右のパンチでエヴロエフが下がったと書いています。ESPNは左のパンチで倒したと伝え、Yahoo Sportsの速報は左フックやアッパーを重ねた流れを細かく書いています。どれも「パンチを重ねて倒し、倒れた相手への追い打ちでレフェリーが止めた」という点は同じです。この記事では、どの1発が決め手だったかは断定しません。
アルドを抜いたタイトルマッチ9勝
UFC公式は、この勝利でヴォルカノフスキーがジョゼ・アルドを抜き、フェザー級のタイトルマッチで最も多く勝った選手になったと伝えています。アルドは、ヴォルカノフスキーより前に長くこの階級の王者だった選手で、UFCフェザー級のタイトルマッチで8勝しています(当サイトの集計では、2016年の暫定王座戦を含めた数です)。2人は8勝で並んでいて、今回の勝利でヴォルカノフスキーが単独の1位になりました。報道によっては数え方が違う場合がありますが、この記事はUFC公式の書き方に合わせています。では、その9勝はどんな試合だったのか。UFC公式の戦歴から数えて表にしました。
| No. | 時期 | 相手 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 1 | 2019年12月 | マックス・ホロウェイ | 判定3-0(王座獲得) |
| 2 | 2020年7月 | マックス・ホロウェイ | 判定2-1 |
| 3 | 2021年9月 | ブライアン・オルテガ | 判定3-0 |
| 4 | 2022年4月 | ジョン・チャンソン | 4R TKO |
| 5 | 2022年7月 | マックス・ホロウェイ | 判定3-0 |
| 6 | 2023年7月 | ヤイール・ロドリゲス | 3R TKO(暫定王者との王座統一戦) |
| 7 | 2025年4月 | ジエゴ・ロペス | 判定3-0(空位の王座をかけた王座決定戦) |
| 8 | 2026年2月 | ジエゴ・ロペス | 判定3-0 |
| 9 | 2026年10月 | モフサル・エヴロエフ | 2R TKO |
※UFC公式の選手ページの戦歴から、フェザー級のタイトルマッチだけを当サイトで数えました。日付は現地の日付です。「判定3-0」は3人のジャッジ全員が勝ちとしたこと、「2-1」は3人のうち2人が勝ちとしたことです。
9勝のうち3勝が途中で終わらせた試合
9勝のうち6勝は判定、3勝がTKOです。判定で勝つ試合が多い王者ですが、ジョン・チャンソン、ロドリゲス、そして今回のエヴロエフ戦は、途中で試合を止めています。
王座を失ってからの3連勝
2024年2月にイリア・トプリアに敗れて王座を失ったあと、ヴォルカノフスキーはロペスに2連勝して王者に戻りました。今回の勝利で、王座を失ってからは3連勝です。
38歳での防衛
試合の日のヴォルカノフスキーは38歳。UFC公式の結果記事を書いた記者は、38歳でもレベルが落ちていないと評価しています。これは記者の見方ですが、20戦無敗の挑戦者を途中で止めた結果は、その評価を裏づける材料の1つです。
試合後の2人のことば
試合後のことばは、公式の発表ではなく報道から拾ったものです。ここでは、だれが話したか、どこが伝えたかを分けて書きます。発言の全文や前後の流れは、元の記事で確かめてください。
| No. | だれ | 内容(要約) | 出どころ |
|---|---|---|---|
| 1 | ヴォルカノフスキー本人 | 戦い続けるのは自分で選んでいることで、やめる必要はない。もう少し続けるかもしれない、という趣旨 | Yahoo Sportsの速報(10月24日・現地) |
| 2 | エヴロエフ本人 | ヴォルカノフスキーを「本当のレジェンド」とたたえた | Yahoo Sportsの速報(10月24日・現地) |
試合後は現役続行に含み
38歳の王者には、引退の時期を話題にする報道も出ています。試合後は現役を続けることに含みを持たせましたが、今後の方針は正式には発表していません。
次の相手の名前は出ていない
確認した報道とUFC公式の記事には、次の対戦相手の名前は出ていません。名前が出ても、UFCが正式に発表するまでは決まったことではありません。
エヴロエフは王者をたたえた
エヴロエフは試合後、王者をたたえました。初めて負けた試合のあと、次にどう戻ってくるかが注目です。
当サイトの予想との答え合わせ
当サイトは試合前の予想記事で、本線を「ヴォルカノフスキーの判定勝ち」としていました。勝つ選手は当たりましたが、勝ち方は外れです。どこが合っていて、どこが違ったのかを分けておきます。
| No. | 予想で書いたこと | 実際 |
|---|---|---|
| 1 | 勝者はヴォルカノフスキー(本線) | 当たり |
| 2 | 勝ち方は判定 | 外れ(2R TKO) |
| 3 | エヴロエフはタックルで攻める | 1Rに組みつきで王者を倒す場面があった(Yahoo Sports) |
| 4 | 自信の度合いは低め(ほぼ五分の見方) | 当たり外れは付けない(試合前の見立ての強さを示したもの) |
外れたのは「勝ち方」の見立て
予想では、ヴォルカノフスキーはパンチやキックを当てる数で上回り、判定で勝つと見ていました。実際は、2ラウンドの終わり近くにパンチで相手を崩し、追い打ちで試合を終わらせました。判定まで進むと考え、途中で止める展開を十分に想定できていなかったことになります。
エヴロエフの組みは通じる場面もあった
1ラウンドに王者を倒した場面からは、エヴロエフの組みつきが王者相手でも通じる場面があったことが分かります。ただし、ラウンド全体をどちらが取ったかは、公式の採点が確認できないため断定できません。
判定勝ちだけの戦績が意味していたこと
エヴロエフのUFCでの10勝はすべて判定でした。予想記事では「最後まで戦って勝ち切る力」と見ましたが、今回は2ラウンドの残り6秒で止められ、休憩で立て直す前に試合が終わりました。
よくある質問
UFC 333のメインイベントについて、よく検索される質問をまとめました。答えは2026年10月25日に確認した公式発表と報道にもとづいています。
ヴォルカノフスキーとエヴロエフはどちらが勝ったのですか?
ヴォルカノフスキーです。2ラウンド4分54秒、パンチによるTKOで勝ちました。
ヴォルカノフスキーは王座を防衛したのですか?
はい。UFC公式は、ヴォルカノフスキーがフェザー級王座を防衛したと発表しています。
エヴロエフはこれが初めての負けですか?
はい。試合前はプロ20戦20勝で、今回の負けで20勝1敗になりました(UFC公式の選手ページ)。
アルドの記録を抜いたというのは何の記録ですか?
UFCフェザー級のタイトルマッチで勝った回数です。アルドとヴォルカノフスキーは8勝で並んでいて、今回の勝利でヴォルカノフスキーが9勝になり、単独の1位になりました(UFC公式)。
ジャッジの採点で決まったのですか?
いいえ。試合は2ラウンドのTKOで終わったため、ジャッジの採点で勝敗を決めた試合ではありません。
次の防衛戦は決まっていますか?
2026年10月25日の確認時点では、UFCから次の防衛戦の相手や日程は発表されていません。
次の確認点
この試合で決まったのは「王者が勝って王座を守った」ことまでです。次の防衛戦の相手や、エヴロエフの次の試合は、まだ何も発表されていません。この記事では、次の2つが分かりしだい書き足します。
- 最初の確認:UFCがヴォルカノフスキーの次の防衛戦(相手・日程)を発表するか
- 次の確認:エヴロエフの次の試合と、フェザー級ランキングの動き
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この記事に出てくる選手
出典
- UFC公式|UFC 333 メインカード結果(勝敗・2R 4分54秒TKO・王座防衛・エヴロエフ初黒星・アルド超えの記録・試合の流れ)
- UFC公式|ヴォルカノフスキーの選手ページ(試合後の戦績29勝4敗・UFC戦歴からタイトルマッチ9勝を集計)
- UFC公式|エヴロエフの選手ページ(試合後の戦績20勝1敗)
- The National|試合前の記事(10月21日)(勝てばアルドを抜いて9勝で単独最多になるという試合前の位置づけ)
- ESPN|UFC 333 results(2RのTKO・会場)
- Yahoo Sports|UFC 333 速報(1Rの展開・記者の採点・試合後の2人の発言)
内容確認:2026年10月25日 午前(日本時間)。UFC公式の結果記事と選手ページ、ESPN、Yahoo Sportsを確認。次の防衛戦は未発表のため書いていません。決め手のパンチの左右は記事により書き方が違うため断定していません。発表が出れば内容が変わる可能性があります。