30秒でわかる(11月2日時点)

  • 決まったこと:11月8日(日)の『RIZIN.55』は全15試合。メインは神龍誠 vs トニー・ララミーのRIZINフライ級タイトルマッチ(5分3ラウンド)です。11月2日の時点で、欠場や相手の変更は発表されていません。
  • 当サイトの予想:メインは神龍誠の判定勝ち。ララミーのパンチは怖いものの、組んで3ラウンドを取り切ると見ます。
  • まだ出ていないこと:試合順と、前日の計量の結果。出たらこのページに書き足します。

神龍誠は、初めての防衛戦でベルトを守れるのか。挑戦者のトニー・ララミーは、RIZINで3連勝中のカナダの選手です。しかも2人には、同じ相手と戦った試合が2つあり、その結果がちょうど逆になっています。

当サイトの答えは「神龍の判定勝ち」です。神龍はプロ23勝のうちKO勝ちが0。勝ち方はほとんどが判定と一本です。ララミーは13勝のうち7つがKOで、SherdogとWikipediaには一本で負けた記録がありません(2017年12月の1敗を一本負けとする資料もあります)。つまり「倒す力のララミー」と「組んで勝ち切る神龍」の勝負で、関節技や絞め技で「参った」をさせるところまではいかず、判定までもつれる、と読みました。

このページでは、メインのほかに井上直樹 vs ティレノフなど全15試合の予想を、戦績の表といっしょに並べます。対戦カードと配信の値段は、RIZIN.55の対戦カードの記事にまとめています。

この記事で分かること

  • 全15試合の予想の一覧
  • 神龍誠 vs ララミーの予想と理由
  • 2人が戦った「同じ相手」2人の結果
  • 井上直樹 vs ティレノフほか注目の試合
  • 予想が外れそうな3試合

先に結論|全15試合の予想

理由はこのあと書きます。まず全部の予想を並べます。太字が予想した勝者です。試合順はまだ発表されていないため、表の並びはRIZIN公式の対戦カードページの順番です。体重は、その試合の上限(57kg=フライ級、61kg=バンタム級、66kg=フェザー級、71kg=ライト級)を書きました。予想は当サイトの見立てで、結果を約束するものではありません。

予想の一覧

No. 対戦カード 体重 予想 決まり方の見立て
1 神龍誠 vs トニー・ララミー(メイン・タイトルマッチ) 57kg 神龍誠 判定
2 井上直樹 vs イリスベク・ティレノフ 61kg 井上直樹 判定(自信なし)
3 福田龍彌 vs キム・スーチョル 61kg 福田龍彌 判定
4 鹿志村仁之介 vs 太田忍 61kg 鹿志村仁之介 一本(自信なし)
5 アバイジャ・カレオ・メヘウラ vs 相本宗輝 66kg 相本宗輝 KO・TKO
6 鈴木博昭 vs 千春 66kg 鈴木博昭 判定(自信なし)
7 牛久絢太郎 vs リー・カイウェン 66kg リー・カイウェン KO・TKO
8 キム・ギョンピョ vs ヌルハン・ズマガジー 71kg ズマガジー 判定
9 雑賀“ヤン坊”達也 vs 倉本大悟 71kg 雑賀“ヤン坊”達也 KO・TKO
10 中島太一 vs 溝口司 61kg 溝口司 KO・TKO
11 力也 vs 木村琉音 57kg 力也 判定
12 濱田巧 vs 関原翔 57kg 濱田巧 判定
13 松本尚大 vs 髙橋正親(オープニングファイト) 66kg 髙橋正親 判定
14 井上舜矢 vs マイティ・saw(オープニングファイト) 66kg マイティ・saw 判定(自信なし)
15 ジェイク・ウィルキンス vs 山﨑弥十朗(オープニングファイト) 71kg 山﨑弥十朗 判定

決まり方の言葉の意味は次のとおりです。判定=最後まで戦い、3人のジャッジの採点で勝ち負けを決める。KO・TKO=倒れて立てなくなる(KO)か、レフェリーなどが危ないと判断して止める(TKO)。一本=関節技や絞め技で相手が「参った」をする。本戦は5分3ラウンド、オープニングファイトの3試合は5分2ラウンドです。

自信がある3試合

No.1(神龍誠)、No.5(相本宗輝)、No.12(濱田巧)です。神龍はララミーより経験した大舞台の数が多く、相本はプロ10戦10勝のうち8つがKO。濱田は7戦負けなしで、判定でも勝ち切れる選手です。

読めない3試合

No.2(井上直樹 vs ティレノフ)、No.4(鹿志村 vs 太田)、No.6(鈴木博昭 vs 千春)です。この3つは、どちらが勝ってもおかしくないと見ています。理由はそれぞれの見出しで書きます。

メイン|神龍誠は判定で初防衛と見る

メインは、6月にベルトを取った神龍誠の初めての防衛戦です。挑戦者のララミーは、元UFC選手TJ・ララミーの弟で、カナダの団体PFCとBTCでフライ級のベルトを巻いてきました。RIZINでは5試合で4勝1敗です。2人の数字を並べると、勝ち方がまったく違うことが分かります。ここが予想のいちばんの手がかりになりました。

2人をくらべる

No. 項目 神龍誠 トニー・ララミー
1 国・年齢 日本・26歳 カナダ・27歳
2 身長 165cm 160cm(Sherdogは157cm)
3 MMAの戦績 23勝5敗1分(無効試合1) 13勝3敗
4 勝ち方の内訳 KO 0・一本 7・判定 16 KO・TKO 7・一本 0・判定 6
5 負け方の内訳 一本 1・判定 4(KO・TKO負けは0) TKO 1(2017年・負傷)・判定 2(SherdogとWikipediaは一本負け0。ufcalendarは2017年の1敗を一本負けとする)
6 直近の3試合 扇久保博正に判定勝ち(6月)/ズールーに1ラウンド一本勝ち(4月)/ヒロヤに判定勝ち(2025年12月) 元谷友貴に判定勝ち(6月)/征矢貴に3ラウンドTKO勝ち(3月)/山内渉に判定勝ち(2025年11月)

※戦績と内訳は、SherdogとWikipediaで同じ数字になることを11月2日に確かめました。ララミーの身長だけは、Wikipediaの160cmとSherdogの5フィート2インチ(約157cm)で食い違っています。

同じ相手2人で、結果が逆

2人には、戦ったことのある同じ相手が2人います。元谷友貴と伊藤裕樹です。

No. 同じ相手 神龍誠の結果 ララミーの結果
1 元谷友貴 2025年9月 判定0-3で負け(フライ級GP準決勝) 2026年6月 判定3-0で勝ち(59.0kg契約)
2 伊藤裕樹 2025年5月 判定3-0で勝ち 2025年3月 判定0-3で負け(ダウンの奪い合い)

元谷にはララミーが勝ち、伊藤には神龍が勝っています。同じ相手で比べると1勝1敗で、差がつきません。ララミーは伊藤に負けたあと3連勝しており、上り調子なのはララミーのほうです。なお、ララミーの元谷戦は、元谷のけがのため59.0kgの契約体重で行われました(ゴング格闘技)。フライ級の上限57kgより2kg重い条件だった点は、割り引いて見る必要があります。

神龍を本線にした理由

  • 倒されにくさ:神龍は30戦してKO・TKOで負けた記録がありません(Sherdog)。ララミーの勝ちの半分以上はKO・TKOですが、それが通じにくい相手です。ただし、記録がないことは「今回も倒されない」という約束ではありません。
  • 組みの強さ:神龍の勝ちは、判定16と一本7。組んで倒し、上から時間を使って削る試合を、RIZINのトップどうしでも続けてきました。
  • 3ラウンドの取り方:ララミーはSherdogとWikipediaでは一本で負けた記録がなく(2017年の1敗を一本負けとする資料はあります)、神龍が極めきるのも簡単ではありません。そこで「一本」ではなく「判定」と読みました。

ララミーのプロ全16試合と、RIZINの5試合の中身はトニー・ララミーの深掘り記事にまとめました。

ララミーが勝つ形

ララミーの勝ち筋は、打撃で神龍の組みを止めることです。3月の征矢貴戦は、3ラウンドに右フックで倒し、上からのパンチを続けてTKO勝ち(Wikipedia)。伊藤裕樹戦では、お互いにパンチで倒し合いました。神龍が組みに行けず、打ち合いの時間が長くなったら、ララミーの一発が当たる場面が増えます。当日は、1ラウンドに神龍が組み付いて倒せるかどうかを見てください。そこで倒せなければ、予想はひっくり返るかもしれません。

井上直樹vsティレノフ|挑戦権の一戦

ゴング格闘技などは、この試合を「バンタム級の次期挑戦者決定戦」と伝えています。勝ったほうが、王者ダニー・サバテロへの挑戦に近づく試合です。元王者の経験か、22歳の勢いか。今大会でいちばん読めない試合だと見ています。

2人をくらべる

No. 項目 井上直樹 イリスベク・ティレノフ
1 国・年齢 日本・29歳 キルギス・22歳
2 MMAの戦績 21勝5敗 8勝1敗
3 勝ち方の内訳 KO 2・一本 9・判定 10 KO・TKO 5・一本 1・判定 2
4 負け方の内訳 判定 5(KO・一本負けは0) 一本 1
5 直近の3試合 アウベスに判定勝ち(5月・PFL)/サバテロに判定負け(2025年12月)/福田龍彌に判定勝ち(2025年7月) 太田忍に2ラウンドKO勝ち(7月)/アリババザデに判定勝ち(4月)/テミロフに判定勝ち(2025年9月)

※戦績はSherdogの数字です(11月2日時点)。

予想は井上の判定

井上の負けは5つともすべて判定です。KOや一本で試合を終わらせられたことがありません。寝技の一本勝ちが9つあり、組んでしまえば井上の時間になります。経験した大舞台の数でも、井上が大きく上回ります。そこで、井上が組みで3ラウンドをまとめる判定、と読みました。

ティレノフが勝つ形

ティレノフは9月にアジズベク・テミロフに判定で勝っています。そのテミロフは、4月に福田龍彌を2ラウンドKOした選手です。7月には太田忍を、2ラウンドのひざ蹴り2連発でKOしました(ABEMA TIMES)。井上がタックルに入る瞬間にひざを合わせられると、一気に流れが変わります。自信がない予想なのは、このためです。

バンタム級とフェザー級の4試合

バンタム級(61kg)は、メインとは別にベルトへの道がかかる試合が並びます。フェザー級(66kg)には、10戦全勝の新鋭と、元王者の再起戦があります。ここでは4試合の予想を、短い理由といっしょに書きます。数字はすべてSherdogの戦績です(11月2日時点)。

鹿志村仁之介vs太田忍|予想は鹿志村(自信なし)

鹿志村は12勝6敗で、勝ちのうち10が一本という寝技の選手。太田は8勝6敗で、リオ五輪のレスリングで銀メダルを取った選手です。2人とも7月18日の広島大会で負けました。鹿志村はサバテロに3ラウンドKO負け、太田はティレノフに2ラウンドKO負けです。レスラーの太田が上を取り続ければ太田の判定、下からでも鹿志村が首や腕を取れば鹿志村の一本。寝技の決め手の多さで鹿志村としましたが、どちらに転んでもおかしくありません。

福田龍彌vsキム・スーチョル|予想は福田

福田は26勝10敗1分。4月にテミロフに2ラウンドKO負けしたあと、けがを治して戻ってきます。キム・スーチョルは韓国の34歳で、ONEとROAD FCでベルトを巻いたベテラン。ただ2024年9月には井上直樹に1ラウンドTKOで負けています。打撃で倒せる福田が、手数で上回る判定と見ました。

相本宗輝vsメヘウラ|予想は相本のKO

相本はプロ10戦10勝、そのうち8つがKO・TKO。直近の3試合もすべてKO・TKO勝ちです。メヘウラはハワイの選手で、4月の萩原京平戦は体重を超えたため無効試合になりました。相本の打撃の強さを評価して、KO・TKOと読みます。

牛久絢太郎vsリー・カイウェン|予想はリーのKO

元RIZINフェザー級王者の牛久は、直近4試合で3つ負けています(どれも判定)。5月には水野新太に判定で負けました。その水野を、8月に1ラウンドKOしたのがリー・カイウェンです。リーはKO勝ちが10と多い打撃の選手。一方の牛久は、勝ちの15が判定という、組んで時間を使う選手です。牛久が組み付けずに打ち合う時間が長くなれば、リーのKO・TKOと見ました。同じ相手の結果だけで決めたわけではありません。

そのほかの7試合の予想

残りは、RIZINに初めて出る選手が多い試合です。初参戦の選手は、ほかの団体での数字しか材料がありません。そのぶん、予想の当たり外れの幅も大きくなります。オープニングファイトの3試合もここでまとめます。

鈴木博昭vs千春|予想は鈴木(自信なし)

鈴木博昭は41歳。シュートボクシング出身の打撃の選手で、MMAは7勝6敗です。ここ3試合は勝っています。千春はRIZIN初参戦の25歳。ほかの団体で、一本・KO・判定のどれでも勝ってきました。年齢の差は千春に有利ですが、RIZINの大舞台の経験で鈴木を選びました。読めない3試合の1つです。

ライト級の2試合

  • キム・ギョンピョ vs ヌルハン・ズマガジー:予想はズマガジーの判定。ズマガジーはカザフスタンの25歳で11勝1敗。2025年11月に雑賀“ヤン坊”達也を1ラウンド一本で下しています。キム(15勝5敗)は3月に矢地祐介にTKO勝ちしましたが、その前は1年以上試合がありませんでした。
  • 雑賀“ヤン坊”達也 vs 倉本大悟:予想は雑賀のKO・TKO。雑賀は14勝のうち13がKO。ただ直近2試合はKO・TKOで負けています。倉本も負け3つがすべてKO・TKOで、5月にもKO負け。先に当てたほうが勝つ試合で、倒す力の差で雑賀としました。

本戦の残り3試合

  • 中島太一 vs 溝口司:予想は溝口のKO・TKO。溝口はRIZIN初参戦の23歳で、4戦4勝(KO 3)。ただ2025年4月から1年半以上試合がなく、そこが不安です。中島は37歳、33戦の経験があります。
  • 力也 vs 木村琉音:予想は力也の判定。木村はRIZIN初参戦の22歳で、プロはまだ4試合。2025年11月から試合がありません。力也は5月に一本負けしたものの、3月には関原翔に判定で勝っています。
  • 濱田巧 vs 関原翔:予想は濱田の判定。濱田は7戦負けなしで、地元の千葉でRIZINに初めて出ます。関原は14勝5敗で、勝ちの多くが判定。3月に力也に判定で負けています。

オープニングファイト3試合

  • 松本尚大 vs 髙橋正親:予想は髙橋の判定。21歳の髙橋はDEEPで3戦3勝(全部判定)。松本は2025年4月から試合がありません。
  • 井上舜矢 vs マイティ・saw:予想はマイティ・sawの判定(自信なし)。Sherdogには、井上舜矢のMMAの試合記録がまだありません。マイティ・sawはミャンマーの27歳で、プロ2戦1勝1敗です。経験の差だけで選びました。
  • ジェイク・ウィルキンス vs 山﨑弥十朗:予想は山﨑の判定。山﨑は全日本レスリング選手権(2022年・フリースタイル79kg級)の優勝者で、MMAは3戦3勝。9月には北岡悟に判定で勝っています。ウィルキンスは6勝4敗で、勝ちの多くがKOです。

よくある質問

神龍誠とララミーは、どちらが勝つと予想していますか?

当サイトは神龍誠の判定勝ちと見ています。神龍はKO・TKOで負けた記録がなく、組んで3ラウンドを取り切る試合が得意だからです。ただし、ララミーは13勝のうち7つがKOで、打ち合いが長くなれば逆転もありえます。

タイトルマッチは何ラウンドですか?

RIZIN公式の対戦カードでは、タイトルマッチも5分3ラウンドです。UFCのタイトルマッチのような5ラウンドではありません。

RIZIN.55は何時から始まりますか?

RIZIN公式の大会ページでは、11月8日(日)の14時開始(予定)です。配信の値段や見られるサービスは、対戦カードの記事にまとめています。

欠場や対戦相手の変更はありますか?

11月2日の時点で、RIZIN公式の対戦カードは15試合のままで、欠場の発表はありません。前日の計量で体重を超える選手が出ると、条件が変わることがあります。

いちばん予想が外れそうな試合はどれですか?

井上直樹 vs ティレノフです。経験の井上と、勢いのあるティレノフで、どちらに転んでもおかしくありません。鹿志村 vs 太田、鈴木博昭 vs 千春も読めない試合です。

次の確認点

  • 最初の確認:11月7日(土)の前日計量。体重を超えた選手がいないか、試合順がどうなったかを書き足します。
  • 次の確認:11月8日(日)の試合後。全15試合の予想と結果を並べて、答え合わせをします。

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出典

2026年11月2日(日本時間・昼)時点の発表と戦績にもとづく予想です。前日の計量や試合順の発表、欠場などで内容が変わる可能性があります。新しい発表があれば書き足します。誤りを見つけた場合はご指摘ください。

この記事に出てくる選手

  • 神龍 誠 RIZINフライ級王者/今回が初防衛戦
  • ダニー・サバテロ RIZINバンタム級王者/井上直樹・鹿志村・太田に勝った選手
  • 堀口 恭司 初代RIZINフライ級王者/2023年の大晦日に神龍に一本勝ち

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