【再戦】増田陸vs堤聖也|初戦の採点と12回戦の焦点
一度勝った堤聖也か。それとも、世界王者になって戻ってきた増田陸か。
11月29日、両国国技館で2人が再び向き合います。初戦は日本タイトルマッチ。今度は世界タイトルを懸けた再戦です。公式の対戦案内では、王者の増田陸に、元王者の堤聖也が挑戦します。帝拳の対戦案内で確認できます。
この記事で読む再戦の焦点。
- 初戦の公式採点
- 10回戦から12回戦への変化
- 王者になった増田の経験
初戦の結果だけを見ると、堤の判定3対0。けれど、この数字だけでは点差まで分かりません。公式記録を開くと、3人のうち2人が付けたのは2点差でした。
さらに、今回は10回戦から12回戦へ変わります。初戦の数字と、その後の増田の経験を並べると、単なる「前に勝った選手と負けた選手」では捉えきれない再戦が見えてきます。
初戦の採点
初戦を振り返るうえで、まず分けたいのが「判定の人数」と「点差」です。3対0は3人全員が堤を勝者とした結果ですが、各採点者がどの程度の差を付けたかは別の話になります。ここではJBCの試合報告書に記載された数字を使います。勝敗を見直すためではなく、結果の表記だけでは見えにくい点差を確かめるためです。各ラウンドの細かな攻防については、合計点から推測せずに読み進めましょう。
3人全員が支持した堤
初戦は2023年8月30日、後楽園ホールで行われた日本バンタム級タイトルマッチ。10回を戦い、堤が判定勝ちしました。
採点はすべて堤から見て、次のとおりです。
| No. | 採点者 | 堤―増田 |
|---|---|---|
| 1 | 杉山利夫 | 97―93 |
| 2 | 飯田徹也 | 96―94 |
| 3 | 岡庭健 | 96―94 |
全員が堤を支持し、そのうち2人は2点差。これが、公式記録で確認できる初戦の結果です。出典はJBCの試合報告書です。
1ラウンドで動く2点
96対94という採点を、計算で見てみます。
仮に、その採点者が堤に付けたあるラウンドの「10対9」を、反対の「9対10」に変えるとします。堤は1点減り、増田は1点増えるため、その採点は95対95になります。
1ラウンドの評価が逆になれば、両者の差は2点動くわけです。
これは1人の採点を使った仮定の計算です。公式結果は3人全員が堤を支持した判定3対0であり、その勝敗に異議を唱えるものではありません。
合計点から見える範囲
今回確認したJBCの報告書では、各ラウンドの採点内訳までは分かりません。
そのため、「この回を取れば勝てた」「後半は一方的だった」といった評価は、この資料だけではできない部分です。
初戦について押さえておきたいのは、堤が3人全員の支持を得て勝ったこと。そして、2人の採点では2点差だったことです。再戦の見方は、その先から考える必要があります。
再戦で変わる条件
再戦では、試合の長さと王者・挑戦者の立場が変わります。ただし、「2ラウンド長い」という条件だけで有利不利が決まるわけではありません。初戦から約3年3か月が経ち、増田は世界タイトルマッチで最後まで戦う経験も積みました。ここからは、確認できた試合記録を踏まえた格闘録の見方です。前回の勝者をそのまま今回の本命にする前に、両者が迎える条件の違いに目を向けます。
10回戦から12回戦
初戦は10回戦、今回は12回戦です。判定まで進めば、初戦にはなかった11回と12回があります。
格闘録が注目したいのは、その2回だけではありません。12回を見据えて、序盤からどのように戦うかです。
最初から強く攻めるのか。相手の動きを見ながら進めるのか。終盤に勝負をかける余力を残すのか。
最後の2回を見るためにも、最初の数回から目を離せません。
増田も経験済みの12回
増田にとって、12回を戦うこと自体が初めてではありません。
帝拳の公式記録では、2026年7月20日の比嘉大吾戦で12回判定勝ちを収め、WBA世界バンタム級王座を獲得しています。出典は帝拳の増田陸プロフィールです。
つまり、今回の増田は「初戦で10回を戦って敗れた選手」のままではありません。世界戦の12回を戦い抜き、勝った経験を持って堤を迎えます。
少なくとも、「増田は12回を戦った経験がない」という前提で、この再戦を考えることはできません。
入れ替わる王者の立場
初戦では、日本王者の堤に増田が挑みました。今回は世界王者の増田に堤が挑戦します。
直接対決の勝者は堤。現在の対戦案内で王者として迎えるのは増田。この違いが、再戦の興味を引くところです。帝拳の対戦案内にも、この立場で掲載されています。
格闘録としては、勝敗の予想を急ぐより、増田が前回から何を変えてくるか、それに堤がどう応じるかを見たい一戦です。初戦の再現を狙うのか、違う勝ち方を用意するのか。両者の選択にも注目です。
よくある疑問
日程や配信についても、観戦前に確認しておきましょう。以下は2026年10月23日、日本時間に確認した公式案内に基づく情報です。対戦カードや配信時刻は変更される可能性があるため、現時点の予定として掲載しています。とくに、大会全体の開始時刻とメインイベントの開始時刻は区別が必要です。視聴する際は、試合の直前にもU-NEXTと主催者の最新案内を確認してください。
再戦の日程と会場
2026年11月29日の日曜日、東京・両国国技館です。「U-NEXT BOXING.7」で行われます。帝拳の大会案内で確認できます。
初戦の結果
堤聖也が10回判定3対0で勝利しました。採点は97対93、96対94、96対94です。出典はJBCの試合報告書です。
今回の世界王者
公式の対戦案内では、WBA世界バンタム級王者が増田陸、挑戦者が堤聖也です。帝拳の対戦案内に基づきます。
配信先と視聴条件
U-NEXTが独占ライブ配信を案内しています。月額プランの利用者は視聴でき、この大会のための別途チケット購入は不要です。無料トライアル中も視聴可能とされています。条件はU-NEXTの公式案内をご確認ください。
大会とメインの開始時刻
U-NEXTの公式ヘルプでは、11月29日17時からのライブ配信を案内しています。
これは増田対堤そのものの開始時刻ではありません。今回確認した公式案内では、メインの正確な開始時刻は確認できていません。最新情報はU-NEXTの配信案内へ。
観戦前のまとめ
初戦は堤が判定3対0で勝利し、2人の採点者が付けた差は2点でした。今回は12回戦となり、増田も世界戦で12回を戦い抜いた経験を持って臨みます。
- 初戦の採点は97対93と96対94が2枚
- 今回は12回戦の世界タイトルマッチ
- 序盤の組み立てと終盤に残る力への注目
観戦するときは、各ラウンドでどちらが有効な攻撃を重ねているか、11回と12回に入ってもその攻撃を続けられるかを追ってみてください。初戦の結果を知っているからこそ、再戦で変わった部分を楽しめます。
大会全体を確認したい方は、U-NEXT BOXING.7の対戦カード記事へ。両選手の情報は、格闘録の選手名鑑からも読めます。