30秒でわかる尾川堅一

  • いまの立場元IBF世界スーパーフェザー級王者(2021年11月〜2022年6月)。帝拳ジム所属で、38歳の現在も現役。32勝(22KO)2敗1分1無効試合
  • 最新の試合=2026年4月4日、後楽園ホールでロンベックス・カプロイに10回3-0の判定勝ち
  • 次の相手=未定(2026年9月4日時点)
  • あまり書かれていない一点世界戦のリングで2度勝っていますが、王座として認められたのは2度目だけです。1度目は勝ったあとに、結果ごと取り消されました

愛知県豊橋市出身。帝拳ボクシングジム所属。父親が日本拳法の道場を開いていて、2歳から日本拳法をやっていました。桜丘高校、明治大学でも日本拳法部です。ボクシングでのプロデビューは2010年、22歳のときでした。2026年10月24日にアメリカでまとまる3本のベルトのうち、IBFの1本は、この人が5年前に巻いていたものです。

生年月日 1988年2月1日(38歳)
出身 愛知県豊橋市
所属 帝拳ボクシングジム
戦績 32勝(22KO)2敗1分1無効試合
王座 元IBF世界スーパーフェザー級王者(2021年11月27日〜2022年6月4日/防衛0=陥落)/元日本スーパーフェザー級王者(防衛5=返上)
アマ・新人王 2011年 第68回東日本新人王・第58回全日本新人王(スーパーフェザー級)をともに制覇。いずれもMVP

直近の3戦

2026年4月4日 ロンベックス・カプロイに10回3-0の判定勝ち(132ポンド契約10回戦・後楽園ホール)
2025年11月1日 プレスコ・カルコシアに5回2分KO勝ち(後楽園ホール)
2023年9月2日 マービン・エスクエルドに10回3-0の判定勝ち(後楽園ホール)

知っておきたいこと① 「獲った世界王座が取り消された」あと、4年後に取り直した

ボクシングの歴史でもあまり例のない経歴です。順番に見ます。

2017年12月9日 ラスベガスでテヴィン・ファーマーに12回2-1の判定勝ち。IBF世界スーパーフェザー級王座獲得と報じられた
2018年1月 試合4日前の抜き打ち検査で、禁止薬物の陽性反応が出ていたことが公表される
2018年4月18日 ネバダ州が試合結果を「無効試合」に訂正。王座獲得そのものが無かったことになった。6か月の資格停止と罰金。日本のJBCも1年のライセンス停止処分
2021年11月27日 ニューヨークでアジンガ・フジレに12回3-0の判定勝ち。4年越しで、同じIBFのベルトを改めて獲得した
2022年6月4日 ウェールズでジョー・コルディナに2回1分15秒KO負け。初防衛に失敗して陥落

薬物については、尾川本人は意図的な摂取を否定しています。所属ジムは「風邪薬とアトピーの塗り薬について申告漏れがあった」と説明し、尾川自身も原因は持病の塗り薬ではないかと考えていましたが、提出したリストのどれにも問題の成分は含まれていなかったというのがネバダ州側の分析結果でした。ここは今も分かっていません。

ただ、結果として起きたことははっきりしています。いったん消えたベルトを、4年近くかけて自力で取り直したということです。その間も試合はしていて、2019年・2020年と勝ち星を積み直してからニューヨークに戻りました。

知っておきたいこと② そのベルトは、いま統一戦にかかっている

尾川が2022年6月にジョー・コルディナへ渡したIBFのベルトは、そのあとこう動きました。

ジョー・コルディナ 2022年6月〜2022年11月。手の負傷で指名試合を回避し、剥奪
シャフカッツ・ラヒモフ 2022年11月〜2023年4月。空位の決定戦でゼルファ・バレットに9回TKO勝ち
コルディナ(2度目) 2023年4月〜2024年5月。ラヒモフに勝って返り咲いたあと、カカーチェに8回TKO負け
カカーチェ 2024年5月〜2025年1月31日に自分から返上
ヌニェス 2025年5月〜2026年2月。空位の決定戦で力石政法を破って獲得
ナバレッテ 2026年2月〜。10月24日にフォスターとWBCを含めた3団体統一戦

くわしくは記事にまとめています。→ まとまる3本のうち2本に、力石政法は手をかけていた

知っておきたいこと③ 日本タイトルは5度防衛して返上している

世界に行く前、尾川は日本スーパーフェザー級王座を5度防衛してから返上しています(2015年12月〜2017年8月)。内藤律樹と2度、杉田聖と2度戦って、いずれも勝っています。

デビュー戦は2010年4月30日の日本武道館。2026年で、プロ16年目です。

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戦績は2026年9月4日時点の公開情報にもとづきます。誤りがあればご指摘ください。